ブログをご覧になっている方は「あれ?」と思われたかも知れません。
そうです、最近新弓を立て続けに購入しています。
よって播磨竹禅ニベ弓他3張り慣らし中になります。
どんな慣らしをしているかといいますと、
第一段階 大三で離し100本程度
第二段階 目通りで離し100本程度
第三段階 口割で離し100本程度
引くことにしています。

注意点は、
①末弭と本弭の弦の拳が関板の中央からずれていないか?
②上関板を通る弦が関板の中心を通っているか?
③握りの位置で弦が弓に入りすぎていないか?
④弓の姿(成り)が変わっていないか?
⑤弓に破損、故障箇所が無いか?

これらを引く前、引いている途中、引き終えてから確認するようにしています。

①角見を効かさず、弓を捻らない事、
②会は持たないこと。
③重い矢を使うこと。
④引き戻しをしないこと(素引きなど)。

が慣らし作業の鉄則です

第三段階が終わりましたら、一度弦を外して、裏反りの回復度合いを見ることになります。
弦を外して、五分ほどで1センチ以上戻りがあるようだとまだ弦を外すには早い、というのが一つの目安です。
弦を外して裏反りが安定したところで、弓を上下とも地面に着けて、裏反りが何センチくらいか確認する必要があります。
 ちなみに播磨竹禅ニベ弓は荒弓ですので、第三段階を終えて300本くらい引いたところで荒弓から削ってもらい、
銘の入った弓にしていただく予定です。(今回はニベ弓なので花押も入る予定ですが)
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他の弓は銘が入っており、仕上がったはずの新弓ですから、様子を見ながらデビューということになります。
もちろん湿度・気温の高い季節(梅雨・夏)には休ませて成りを整えないと、折角の新弓が台無しになってしまいます。
この1年目の調整が長く安定した弓として自身
の下で活躍できるかどうかの分かれ目
になります。
新しく冴えが良いからといって、バンバン引いていると(引きたくなりますが)
あっという間に珠玉の逸品が、残念なものに成り果ててしまいます
 新弓ですから、弓の固さや、離れのときの荒さを感じます。
これがだんだんこなれてくる様子を確認できるのが非常に良いですね。
 しかし、現在慣らしが4張りです。4張同時に慣らしを進めています。
となると、毎回巻藁だけで、40射・・・。これはまぁまぁ骨が折れます・・・
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ハザマ師匠のところを訪問した時に、男性のお客様が来ておられました。
しばらく弓を眺められていましたが、「もしかして、流派東方不敗さんですか?
「ええ、そうですが、なぜわかりました?」
「以前、審査でブログのカケを使っている人を見かけて、よく似ているなと思い。声をかけてみました。」とおっしゃる。
 そうですか、ブログのカケ、たくさんの受審者の中でよく見つけましたね・・・。お眼が高い。
なかなかの方とお見受けしました。
 それで、お話をお伺いしていると、どうもこのブログが悪影響(笑)を与えて
洗脳させてしまったようです。どうやら肥後三郎と松永萬義が欲しくなり、
居ても立ってもおられなくなり、九州や関西圏の弓具店をはしごして入手されたそうです。
 弓を拝見しましたが、それぞれらしい「成り」をされていました。「側木が美しいですね」というとニンマリされ、
「ずっと見ほれてしまいます」そう、側木が綺麗だと取りかけのときに見ほれて、うっとりとしてしまいます。
南斗六聖拳のユダが同じくレイの技の美しさに心を奪われた時のようです。
 しかし、その観点や行動力はいい感じのやられっぷりです。このまま突き進んでいただきましょう。
ハザマ師匠を訪問は2回目だそうですが、これも洗脳されたようです。
前回の訪問でハザマ師匠に「次は自分の弓をもってこい!」
と一喝されたようで、今回肥後三郎と松永萬義を持参したようです。
 それで、今回二張りを検分されるのと、松永萬義のサブ弓として播磨竹禅のニベ弓を
検討されているようです。いきますねぇ。
萬義のサブ弓に播磨竹禅のニベ弓はとても良い選択だと共感します。
私もちょうどその選択をしたところですので。。。
 問題はいつ出来るか、ちょうど良いものになるかどうか・・・。

それでも、弓具がきっかけで、弓師のところで人が繋がっていくのは楽しいですね。
ただ、柴田師のところといい、ハザマ師匠のところといい、かなり濃度が濃いですが。

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播磨竹禅訪問 新弓3張編 その3
いよいよ、流派東方不敗の注文したニベ弓です。これも荒弓で、弓は大きい状態で戴きました。藤放しで3年ほど経過した弓になります。肩入れをしましたが、やたら強い。ただ、前回の播磨竹禅の慣らしのときのような絶望感は無いので、現状24・5キロくらいでしょう。
                                   IMG_3014.jpg写真は合成弓

 ニベ弓は江戸成りですが、この弓も少し胴が入っています。ハザマさんの弓も最近胴入りの弓が多い気がしますね。
 
 関板は赤柿です。ハザマ師匠、最近関板に黄櫨を使っていないようです。見たこと無い。弓はとても綺麗な成でやさしいカーブを描いています。弓自体が荒弓ですので、でかい・重い。そして強い。。。
この弓で、これから寒くなるのに、300射も掛けないといけない・・・。何キロくらい落ちるのか、慣れたら弓は冴えるのか?そして仕上がったら播磨竹禅の銘の下に花押は押してくれるのでしょうか??
 流派東方不敗の妄想を含めた想像では、合成接着剤の弓であれだけしなり、弓の冴えが素晴らしく、矢勢もよいのです。ニベ弓で馴染んで弓の固さが取れれば、どれほどのことになるのか、今から楽しみで仕方がありません。
 弓を持った感じで弓が重いな、と印象を受けますが、これは重心というよりも、脂分の多い黄櫨が側木と芯に使われているからだと思います。ハザマ師匠いわく、最近手に入れた黄櫨素材も、比較的新しいもので、おそらく200年ものである。よって黄櫨が軽い。とおっしゃっていました。
 少し特徴的なのが、2・5寸伸びとしか言いようの無い中途半端な長さです。三寸伸びよりも短い。二寸伸びよりも長い・・・。二寸伸びの範疇だとは思いますが、不思議です。何でこの長さなのか?
探すときは楽ですが。
このニベ弓不退転の覚悟で仕上げていかねばなりませんね。
もう一人の女性は通算三張り目になります。いいですね、どんどん深みに嵌っていただいて。
次はニベかな。今回はなんと、播磨竹禅史上初?の内竹が煤竹バージョンです。どこかから調達した材料にあったようです。これまで煤竹を使ってこなかったハザマ師匠のプロトタイプの弓になります。そのため、外竹と内竹のマッチングなどはまだ取れていない、というか不明なところがあるそうです。
 見た目に中々無いため珍しい感満載です。播磨竹禅の銘が見えるのか、心配になります。見たことがないものを見るとつい「俺も欲しい」と思ってしまいますね。
 この弓はまだ藤放し状態ですので、これから弭も関板も削っていかねばなりません。取りあえず、弓の形らしきものをした状態で一刻も早く、荒弓にしてください。」という所ですが、そこは「今日煤竹で、弓があることが確認できたので、それで良いです」などと殊勝なことをいうものですから、隣から「早々に形にして送ってください」とお願いしました。これは楽しみですね、どんな弓が出来上がるか・・・。内竹が柔らかいと、引き心地が優しいのかな?などと妄想が膨らんでしまいます。
秋も深まり、落ちついてきましたので、ハザマ師匠を訪問することにしました。
今回の目的は、一緒に稽古している人の新弓受け取りと流派東方不敗のニベ弓新弓の受け取りです。
 ハザマ師匠のお話では、今年は気温が下がらず、ニベうちが出来ないとのことです。最高気温が18度以下に下がらないと、ニベ圧着がうまく行かず、はがれてしまうそうです。もう少し時間を待たないといけない。また、気温が下がらないため、竹を切りに行けないといわれていました。例年と比べ、新弓の作成と素材集めの着手スケジュールに違いがあるようです。
 さて、女性陣2人が今回の依頼主です。廉価であり、オーダーメイドで弓が作れるのはユーザーにとっては喜ばしいことですね。女性の場合、特に手の大きさに難がある場合があるので、手幅の調整が出来るのがありがたいですね。
 今回は側木黄櫨、並寸で14キロくらいの収まりを希望していました。この納品については、「流派東方不敗がいるから荒弓でいいやろ、わかるやろ」ということで、弓が一回り大きい状態で戴きました。これを巻き藁で300射ほど射込んで行き、その後射込んで行って、実際の弓の大きさに村を取って仕上げていくことになります。
 初めての新弓で試練ですね。彼女に渡された弓は太く、強さもずいぶんなものみたいですので、仕上げが大変そうです。「寒くなるのに、引けるかしら?」不安がよぎります
 弓自体はハザマさんらしい、優しい成りになっています。基本江戸成りになっていますが、少し胴が入っています。慣らす際には胴抜けが怖いので、ちょうどいいかもです。
 寒い時期に弓力の強い弓を慣らしていくことは大変です。しかし、弓を慣らしながら、打起しや大三など基本的なことを見直すチャンスでもあります。動きの少ない冬季なので出来ることもあるかな。そして暖かくなって、体が動く頃に弓を引きこなす事が出来ればいいですね