それでは細部を確認していきましょう。
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上下の関板です。
上下の関板とも、黄櫨が使われており、素材は素直です。この四寸では上関板のほうが黄櫨の模様は好きですが
萬義というか、肥後三郎もですが、関板の高さは低いですよね。
これは通常弦音が出にくいのですが、ご心配なく、流派東方不敗の腕でも、桂・谷口は弦音が出ます。
富士・雲仙は調子がよければ弦音は出ます
今は慣らし中のため、合成弦を掛けていますが、弓具店からも「弓がかわいそうだから一刻も早く麻弦を掛けてね」
といわれました。
特段ボリュームもなく、軽い素材のため、上下の質量の軽さにも貢献し、弓返りの速さに貢献していると思います。

 横から近接して、見てみます。相変わらず黄櫨の素材は良く、素直な杢に見えます。
複雑な杢ではなく、そこで存在感を出す杢ではありません。控えめです。

IMG_4585.jpg

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内竹は焦がし竹ですが、白っぽく焼きは薄目です。これにも存在感はありません。
存在感はないのですが、美しい竹で上品に感じます。
また、柴田勘十郎や播磨竹禅のような節の高い竹ではありませんが、
都城弓に比べると節は高めです。
黄櫨といい、外竹・内竹といい、厳選された素材が使われているはずです。
この所有している優越感はたまりませんね。ただし、人に見せて自慢する類の
ものではありません。
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