偶然手に入った松永佳也弓。
先にお話していましたとおり、入手困難品なので、見つけたら悩まず購入しないと
悩んでいるうちに売れてしまいます。特に男性の強い弓は本当に出会わないですね。
さて、櫨仕様の佳也弓の比較です。
IMG_3794-01.jpg
末弭の関板ですが、特にお互い変わりありません。重宣弓、健太弓とも違いが感じ取れません。
当たり前か・・・。同じグループの弓ですからね。
 関板は高め、分厚めで、内竹が関板の中まで伸びています。これは首折れ防止と聞いています。
本来特許(実用新案とか)が取れる代物ですが、技術をオープンにしているようですね。
そして、関板の角は斜めに段ができるように切っています。この高めの関板と段のおかげで弦音が出る
という話です。ちなみに肥後三郎は関板低いですよね。
弦が先に関板にあたり、反動で姫反り付近を強く打つ仕掛けですね。
この関板、結構な重さになります。ちなみに流派東方不敗の重宣弓の関板はハザマチューンによって低く削られています。
が、削った後の方が、格段に弦音は良くなりました
一概に関板を削って軽くなったからよくなるのではなく、チューンのトータルバランスであろうかとは思いますが・・・
                                  IMG_3792-01.jpg
最近思うのですが、関板って、軽いほうが弓の納まり=冴えがよいのでは?と思います。
重たい物が弓の端に来るのは、効率が悪いような・・・。
ただ、弓師によって関板は大きく異なります。最近の弓道は弦音をかなり要求されますので、
腕の見せ所、苦労のしどころなのだと思います。ある弓師さんは関板の中に空洞を作り、
音を反響させるようにしていますし。一翠や吟翠のように関板を大きく、重くして形状もかなり
変わったものにしている場合もありますし。
 本弭ですが、こちらは特に目だったところはなく、オーソドックスです。櫨はきれいですね。
魚マーク付が上作ですが、素材が違うのかは見た目では良くわかりません。
籤数は違うと聞いていますが、竹や櫨の吟味から違うのかしら・・・・。
重宣師もそうですが、佳也師も煤竹の弓は作られないのですね。
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