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 恩師は流派東方不敗の理解不足を良く把握していました。時々、寄って来ては「ちょっとええか?」この部分は「お師匠さんはどういっていた?」「今お前がやって事はこうだから無理がある」「私が中央講習会に出ている先生から聞いてしているのとは少し違う」「やってみよう」
 と、自分が流派東方不敗にとって育ての親であるにも関わらず、あっさり流派東方不敗の「師匠」と臆面も無くいってくるそんな恩師でした。
 そして上達が芳しくない流派東方不敗のことを「あいつは要領が良くないから、一個づつ課題を解決しないといかん。だからじっくり見てやらないと・・・」と根気よく指導を頂いていました。その割りに同級生には「あいつは本場で本格的な弓道を学んできたから、私が教えた射型は残ってないよ。さびしいけどな」
と言っていたそうです。
ある時、恩師が竹弓を持ってきて、 「この竹弓は私には強すぎてもう引けない、代わりに引いてくれ
どう見ても流派東方不敗の弓力が強すぎたので、愛用の弓を渡してくれたのです。流派東方不敗が強い弓を引きたいのは分かっていて、敢えて渡してくれました。「お前には弱い弓かもしれん。だが、この弓でしっかり基本的な体の動かし方から見直して、強い弓に進もう。」
「この弓でも20キロは十分にある。だからしっかり引いていこう。私も23キロくらいの弓を引いてきた上で同じ失敗をして欲しくないから言うのだが、コントロールできる強さの弓で、するどい離れを出す弓が本来だと思うけどな」
 見かねて、その弓をわざわざ提供してくれたのは明白でした。
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