FC2ブログ
受講該当者に教室開催前に説明会を行いました。
弓道を始める上で、一番最初に伝えていないといけないことが二つあります。
それは、時間と費用の二つのコストについてです。

一つ目は、「一人で弓が引けるようになるには、
週2回の練習で6ヶ月以上かかること
」です。
未経験者のイメージではいきなり的を引いてポンポンと中る
ように思えますが、そうは行きませんよね(笑)。
危険防止が一番にやってきます。十分な練習をして、体力をつけて、
弓技が上がってこないと独り立ちは中々できません。
途中で事故があれば、最悪弓道場を使用できなくなる可能性もあるわけですから。
スケジュール観を示さないと、
「一体いつまでこの変な体操(徒手の八節)を続けるんだろう、面白くない!」
ということに成りかねません。
教室が3ヶ月、そこから合同練習を3ヶ月経て何とか一人で
引くことができるようになるでしょう。そこから完全に独り立ちは1年、
初段取得を一つの目安にしています。
ですから、「そのくらい時間はかかりますよ」、○o。(○゚ω゚)ノャァヽ(゚ω゚○)。o○
「落ち着いて取り組んでいきましょう」+゚。*(*´∀`*)*。゚+という紹介になります。

 二つ目は「衣装から始まる弓道具を全て揃えると、10万円程度費用がかかること」
①道着、袴、帯、足袋で12,000円位。②弽25,000円、③矢15,000円、④弓40,000円位。
⑤矢筒、弦巻他もろもろで100,000円は超えてしまいます。
kake.jpg   弓道具 001   CIMG1417.jpg

一度に購入するわけではないですが、①と②は教室終了後にたちまち必要になります。
必要性と購入時期を大まかにお知らせしていないと、
「壷を売る怪しい団体商法」みたいになりますから要注意です。

 この二つのコストをご理解いただいた上で参加しないと、
「弓道をしてみたい」と折角一生懸命時間を繰り合わせて教室に参加したのに、
弓道が続けられないということになってしまいます。
スポンサーサイト
教室開催にあたり、市の広報と地元のタウン情報誌に教室開催をアナウンスしました。
それぞれ掲載されたものの当初リアクションがなく、
申込があるのだろうか?と不安になってきた頃に
ボチボチと問い合わせや申込が来はじめました。
途中からはどうやって断ろうかと・・・。
 問い合わせが多いのは義務教育生の受講可否でした。
ニーズはそれなりにあるのですが、残念ながらクラブには受け皿がありません。
また、学校教育の正課になっているにも関わらず、
我々の地域では正課教育で取り組んでいる小中学校は無く
残念の一言です。
このあたりは連盟として幅広く活動していかねばなりません・・・。
 申込者の傾向として女性が多いですね。大体男女比1:2になります。
これはずっと変わりません。
女性のほうが時間のやり繰りが利きやすいのかも知れません。
弓道と聞くと激しいスポーツのイメージはないので、
取っ掛かりやすいのかも知れませんね。
 若い人が長く弓道を続けられるというイメージがありますが、
結婚・出産などライフイベントで断念せざるを得なくなってしまうことが多いですね。

若い人の経験者をたくさん集めたら良い、と言われますが
「高校や大学卒業時になぜ弓道を離れる事になったのか?」
「今なぜ弓道を続けることができないのか?」
そこが解明できないと経験者が弓道場に戻ってくることは難しいと思います。
○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_
私の場合、帰郷して練習に行くと競射稽古ばかり強要されて、
それが嫌で嫌で仕方なかったのですが、そんな人は例外でしょうね。。。
指導者にも「経験者しか教えたくない」という意見が多いのも頭の痛いところです。
「学生弓道経験者を集めなくてはならない」
勿論、掘り起こしは重要ですが、それが中心では閉塞に向かっていきます。

その点は若く無くても子育てを終えた(終盤にかかっている)
世代が長く続くことが多いです。
生活サイクルがこの先あまり変わらないのでコツコツと取り組みやすいですね。
平均寿命を考えると子育てを終えても20~30年は
十分弓道に取り組むことができます。
そういう週1~2回程度だけど弓道場に稽古に来ている人が
いつのまにか増えている状態が出来上がればよいと今は考えています。
弓道に関わる人の裾野を広げるには、ライフスタイルが多様化していますから、
それぞれにあった弓道の関わり方を模索していく必要があるのでしょう。