さて、ようやく道場に持ってくることができました。
流派東方不敗の誂えと比較します。新品のカケと並べると、すっかり誂えも古くなった気がします。
しかし、今回の束離は燻革ではないため、芳しい香りがなくノンスメルです。そこはさびしいです。

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 並べてみると流石に、誂えですね。革の質から、縫製から、指した感じもまるで違います。しかし、そこは今回のポイントではないので、次に行きます。
 カラーリングです。
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 白は流石に映えますね。これは公式の場に行けばかな~~り目立つこと請け合いです。美しいままにしておくにはちょっと手入れが必要でしょうか。

続いて特徴の帽子です。
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前の写真で見ると、誂えに比べ随分湾曲しています。また、細く先鋭化している。これは触れ込みどおりです。取り掛けの角度も少し変わるのかな?そのあたりは引いてからのお楽しみです。細さは引きながらどう感じとれるのでしょうか。

さて、弦道です。
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当たり前ですが、Type-Rと印が押されています。よく目立つ帽子の形もとんがり帽子になっていますね。弦道は柔らかくなく、シャープな感じに見えます。どういった加工をしているのでしょうか。

 白は膨張色なので、鋭さを表現するには難しいかもしれません。しかし存在感と気品や切れ味のするどい離れが出ればより書くが高く見えそう・・・・な気がします。
 なじんでうまくいけば、誂えType-R なんてできるのでしょうかね・・・。
 


 
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という訳で、注文しましたよ、束離Type-Rを。
但し、通常のType-Rの状態で購入するのはつまらないわけです。
 よくよく、見本を見ていたら「待てよ、この赤の部分を全部紫に変えたらやたら格好いいんじゃない?」と妄想が膨らみました。これは格好良いに違いない。
 というわけで、征矢さんに連絡・・・。
「流派東方不敗です」
「Type-rが欲しいんですけど」
「流派東方不敗さんがですか?」
「それで、わがままなのですが、赤の部分を全部紫に変えてください」
・・・という訳で出来上がったのがこれ。
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想像以上に白と紫のコントラストが良い!!わがままを言ってよかった!!格好良い。
さてさて、Type-Rの注文主は、見てみると40~50代が多かったらしぃ。元走り屋が多いのか?(*´_ゝ`)
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 流派東方不敗のカケは征矢弓具製作所の直販日記に「とある方」のものとして紹介されています。
Ver.Pはパープルシャドウの“P”(分かる人に分かればいいです)おっさんの渋さでしょうか。
 引くのが楽しみです。そして写真では征矢さんのおっしゃるとおり、紫が紺に見えてしまいますね~~。
 征矢弓具製作所から、束離に機能を向上させた特別モデルとして「Type R」が限定発売されていた。
 タイプRは、従来の束離に対して20%先鋭/薄肉化した帽子を使用。
とりかけのよさを向上させつつ、鋭い離れが出るように弦道も科学的に分析、弦のかかる角度を緻密に計算し特別に加工を加えています。「中てること」に重点を置いた「スポーツ」モデルです。

 ということらしい。
まとめると、
○20%先鋭/薄肉化した帽子を使用
○弦道の特製化
○赤ステッチ等特別色糸の使用
○腹革/捻り革/元紐/副指/ち(乳) 赤色化
○「Type R」印

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Type-Rといえば、ホワイトボディに赤が映えるインテRやシビックRを思い出します。
しかし、このホワイトがベースで赤は格好いいなぁ。しかし、人前で引くには勇気が要るなぁ~、と考えていました。
束離なら安いし・・・。
 20%削った帽子と、特製弦道にも興味が惹かれますし・・・。30%だとシャアモデルか?
などと征矢さんのFBやブログを拝見していました。
 しかたがない注文して使ってみよう、次期誂えの布石だ!!


 
 27キロだとか、25.5キロだとか、まさか流派東方不敗が引くことになろうとは思っていませんでした。
ありえない強さで、巻藁でも的に真直ぐ飛ばないし、巻藁への刺さり具合も尋常では無くて、矢が抜けません。棒矢の矢尻も2個食われてしまいました。
 とにかく、押せません・・・。それでも弓力も落ちましたし、ある程度の数を引きましたので、はざまさん所へ里帰り。
230619 001-1
はざまさんに報告。「はざまさん~~、この弓強すぎですよ~~」「すまんすまん、そんなに強かったか?、もう歳だから強いのは引けないんや~」弓を手にすると、目つきが変わり、厳しい目に。
 「ええやん、任せて正解やったな」の言葉にほっと一息。
 「よしよし、村を取ろう」、という訳で今日は預けて返ります。手幅30㍉から28㍉へ。全体に一回り弓が小さくなるイメージです。
そうなれば、仕上がりが23キロ位かな?それで矢数掛けて、夏を越えれば21㌔くらいに落ち着くかな? 村とって仕上げていただいたら取りに来ます。う~ん、やっぱりニベも欲しいなぁ~~。
 播磨竹禅は分が薄く、少し重いのが特徴です。
 竹は山陰地方の竹で、いわゆる丹波地方の竹。目詰まりしていて、細身です。これは柴田さんと同じ。よって五分八厘で20キロくらい。手が小さい流派東方不敗にはうってつけです。
 そして、櫨が300年くらいの古い櫨です。脂分も多いため、枯れ枯れの櫨ではないので、少し質量が重いです。竹芯には火は入れますが、松永重宣弓の用には火は入れません。これはこれでお考えがあるようです。
                                  中芯
 櫨が若いと弓の粘りがなく、へたり易いそうです。はざまさんところの側木の櫨も黄色が美しいですね。
 はざまさんの「新工房でベ弓を打つから一緒に来い」、と誘っていただけます。休み取れないかな~~。