流派東方不敗の所に三代目肥後三郎初期作品と、最近入手した三代目作品があります。先日、しげしげと愉悦に浸りながら眺めていますと、何か違和感が・・・。で良く見ると若干進化?変更が発見できました。
 一番異なるのは、内竹を丸く削っていることです。初期作品の頃は内竹を丸く削らず、弓が台形というより長方形に近く、角がきつい感じでした。ところが最近の作品は内竹の角を丸く、そう柴田勘十郎弓や播磨竹禅弓のように削っています
 写真で比べてみてください。
1506-03.jpg【上から萬義・上作(三代目)・三代目初期(小村仕様)・三代目最近】
 実は一張小村取りを播磨さんにお願いしたのですが、その弓がとても冴えが良くなりました。その弓の内竹の処理が、今回の肥後三郎と同じような感じです。
 内竹の角を削ることで、弓を握りやすくなるので、弓を押しやすくなります。角見も効かせやすくなった気がします。
 また、関板の処理も少し変わったように思えます。これはわずかかもしれませんが、関板の高さが低く、丸くなったように感じます。この特性・効果は良く分かりませんが、昔の(初代)肥後三郎などは相当に低いですから、先祖返りでしょうか。松永重宣弓の関板は比較的高いですが・・・。1506-02.jpg      1506-01.jpg

 相変わらず杢目の美しい櫨を側木として使っています。流派東方不敗のは梨地と竜杢ですが、見ていて惚れ惚れします。贅沢な肥後三郎と言えます。
 今回分かったのですが、肥後三郎弓も塗装をしてあり、塗装はカシューの透きうるしだと思います。
1506-07.jpg
 白竹(と言っても焦竹ですが)と櫨の黄色の天然色の肥後三郎も良いと思いますが、いかがでしょうか。素材が良いのですから塗装で着色しなくても良いのでは?竹・黄櫨の表面保護の目的もあるのでしょうね。
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