それから、恩師が率いる軍団というわけではないですが、全国遠征を繰り替えし、活躍するチームに入って試合に出るようになりました。緊張感も違うし、試合前後の終了も違う。また練習間の指導、選手同士のディスカッションも全く異なりました。
 そして、恩師のチームメイトの全国での顔の広さ、これには驚きました。恩師一団はいろんなところにネットワークがありました
 そして、流派東方不敗は同級生3人で構成される3人チームに入れてもらいました。そのチームは恩師チームのジュニアチームのような編成でした。しかしながら、嫌なことを強要したり、指導を一方的に押し付けがましくしたりというようなことは無く、過去の栄光にすがることも無くチームというか軍団でした。流派東方不敗も知り合いのような仲間でしたので、大変過ごしやすいチームした。社会人弓道の団体戦の醍醐味、取り組みを初めて知った、教えていただいた気がしました。
 後で恩師が同級生に言った言葉を同級生から聞きました。「あいつが折角弓道に前向きに成っているのに、つぶされてしまう。」「しょげて、落ち込んでいるからなんとかモチベーションが上がるようにしてやらないといけない」
 このチームは本当によく練習をしていました。そして指導内容も確認しあい、理解するまで詰めていく、そしてできているか、確認をする。必要以上には干渉しない、そういうチームでした。
 恩師率いるチームに一度だけ、トーナメントで当たったことがあります。その時は完敗でした。その時に「どうだ、参ったか」といわれてしまいました
 それでも、年齢も経験も違う社会人チームで戦う喜び、意義、目的について考え、体験することができました。これは本当に貴重な経験になりました。
 恩師は誘い方は強引でしたが、流派東方不敗にそういう機会をさりげなく提供していただきました。
 
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自信が無い中で、なんとなく引いていた弓。審査や試合で失敗していた弓。少しずつ理解と実感が進んできました。
そのため、試合の実績が上がってきて、手ごたえもつかめてきたので、弓道が本当に面白くなってきました
 弓道誌の練達者の射の写真や、範士の先生の解説が理解できるようになり、質問も恩師への質問もだんだん正確性が増して来ました
 ただ、そこで周りとギャップが出てきました。これまで一緒に試合に出ていたメンバーと試合に対するモチベーションや、取り組み方の違いがハッキリしてきました。流派東方不敗もそれなりに忙しい仕事をしていましたので、貴重な休日を消化して試合に出るのであれば、きちんとした試合をしたい。勝ちたい試合をするならそれなりの努力をして臨みたい
 その思いがとても強くなって来ました。自分の稽古の成果を試す試合の場、精一杯試合に挑もう。。。ところが、試合に向かう車の中ですでに飲酒したり、控で宴会をしたり、競射を笑いながらふざけてしたり、自分の目指したい弓道と大きく異なり、幻滅というか試合に出るのが本当に嫌になりました。普段は立派なことを言っているような先輩方が、そういう態度でした。
 恩師に相談しました、「もう試合に出たくない。少なくともあの人たちと行動を共にしたくない
「彼らはレクレーション弓道で、彼らの楽しみの為に試合に出ている」「わたしたちは違う。社会人で勝ちにいくために大の大人が与えられた時間の中で練習して、チームを組んで試合に出ている。だからチームはいつも同じ、チームメイトは変わらない。」
 納得がいきました。自分は弓道をレクレーションでしたいのではない。試合を楽しむことはするが試合に行くことを楽しんでいるわけではない。恩師は言いました。「お前にその気持ちがあるなら、わたしたちのチームと行動を共にするか?」