恩師は社会科の教諭でしたが、授業中に弓道人であることは一切感じることはなく、授業や会話でも弓道のことはでることはありませんでした。
 部活動の時にはよく弓道の話や指導をしていただきましたが、心に残っているのは「自分の教えた生徒が、大学や社会人で弓道をしたときに、その指導者から『基本に沿った良い指導を受けている、良い指導を受けたね』といわれたら本望」と常々言っていました。オーソドックスな指導、決して目先の中りにとらわれない指導を目指していたようです。
 流派東方不敗は高校3年間で県大会に出るのがやっとでしたが、チームメイト達は地区予選個人団体・優勝や県大会3位など練習時間が少ない割りに好成績を残していました。好成績を残した先週の半数は「受験勉強があるから」という理由で弓道部を去っていきましたが・・・。恩師もさぞかし残念だったと思います
 3年生の最後の試合が終わってクラブ活動の時間がまだありましたが、恩師は引退した3年生には弓は引かせず、「そんな時間があるなら勉強しろ!弓道は跡でいつでもやろうと思えばできる。今やらなければならないことをやれ!」との事でした。
 こういう指導を受けて、「分かった、受験勉強が終わって、弓道をしたかったら、また言います」という感じで受験勉強もせず、弓道もしない3年生を過ごしました。一度恩師に「弓道で行けれる大学は無いのですか?」と訊くと「無い!自力でいけ!」「そんなんで大学にいっても、ろくなことが無い、ちゃんと相応の学力の大学に行け!」とのことでした
 高校卒業の時も、特に「弓道を続けてくれ」とか、「またここを覗きに来い」とか、「弓道で培ったことを今度の人生で活かして欲しい」など俗なことは一切言わず、「そしたらな!」というだけで高校時代を終えました。。。。
 
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