オールスター弓道家の祭典である「全日本弓道大会」。そこでひっそりと、「全日本弓道具大会」が開催されています
 ところ狭しとひしめきあった、ブースでの展示合戦。弓・矢・カケに、群がるように弓道家が集まっています。勿論流派東方不敗もその一人です
 今年は1軒弓具店の出店が減りました。どうやら、出展フィーが上がったそうです。一日あたり、いくらなのでしょうね?まさか、売り上げ歩合制ではないですよね。さすがに・・・。
 注目の弓ですが、やはり永野一翠が多いですね。特作の13~15万円も高いですが、見慣れてきました。慣れとは恐ろしい・・・。どうやら、20キロ以上になると、価格がドンと上がるようですね。流派東方不敗には益々おいしくないことになってしまいます。
 今年気になったのは、販売されている永野一翠弓、内竹の焦がしの処理が変わったのでしょうか?一張りづつ見ていると、あまり気がつかなかったのですが、焦がしの色が薄い白竹に比較的近い色と、煤竹に近い茶色の弓のグループに分かれていました。何れも同じ特作です。製造(敢えて製作とは言いません)時期の違いでしょうか。竹に日を入れるときの作業の違いなのでしょうか?これはよく分かりません・・・。
 さて、松永系の弓です。去年、今年と松永系の弓が増えてきました。出店している弓具店の企業努力の結果なのでしょう。弓師からも流れ出したのでしょうか?萬義弓や重宣弓、肥後三郎弓がたくさん販売されていました。但し、残念ながら20キロ以上の強さは稀少中の稀少です。おそらく、注文しないと手に入らないのでしょうね。並寸の15キロ前後が非常に多かったですね。
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 松永佳也の側木櫨仕様も増えました。謎があるのですが、お魚マーク(ハゼらしい…)が印されている櫨仕様と、印されていない櫨仕様があります。何故なんでしょうか?推定されるのは、お魚マークが無いのは初期作品、お魚マーク付きが軌道に乗ってきた頃の作品・・・でしょうか?何れも「松永佳也」の焼印は桜仕様の焼印とは字体が異なります。
 佳也弓櫨仕様も20キロオーバーはありませんでした。諦めて他の弓師の弓を買うか、注文して気長に回ってくるか来ないかを覚悟で待つか・・・、ですね。播磨さんに注文するかな・・・。
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 今回人気を集めていたのは「楠見蔵吉」弓です。ご存知の通り、都城の弓師さんです。流派東方不敗も当代の作品を一張り所有しています。都城弓らしく、胴の入り、弓の成りが漢字の「弓」に見えます。また、弓が比較的厚くボテっとした感じも都城弓らしい。。。その割りに弓自体は重くありません。内竹はこげ茶色の煤竹で、側木の櫨の黄色がとても映えます。カーボン入りも製作しているようです。
 麻弦をかけてもきちんと弦音がします。(当たり前か)引き成りが満月のように見えるそんな弓です。
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全日本弓道大会に行ってきました。全国の弓友が集まるオールスター戦です。そして、何よりも数多くの垂涎の弓具に吸い寄せられてしまう、悪の花園。。。
 さて、今年から参加費が5,000円になってしまいましたね。参加者で大会の経費を賄う、いわゆる受益者負担、というやつでしょうがこれは高すぎ。。。参加意欲が減退します。そのため、予想通り参加者は減っていますね。大会を開くことが目的なのか、収支を合わすことが目的なのか、公益財団法人となって、弓友から??ということが増えている気がしますが、いかがでしょうか。
 参加費5,000円ですが、参加賞は何もありません。プログラムは頂くことができますが、そこに感動はないし、記念にもなりません。プログラムこそ500円くらいで売ればいいのに・・・。魅力的ではないですね。
 大会は教士の部を拝見しました。特に後半と決勝の有名人教士の射は素晴しい。弓の返り、矢勢、弦音、残身の姿勢、見ていて気持ちの良い、見習うべき点が多いですね。あれで皆、麻弦を使えば、もっと素晴しいのですがね。。。
 あれだけたくさんの先生方が集まることはないですから、良い看取り稽古になりますよ。
 
 それにしても、今回は師匠もそうですが、長老の先生方の姿を拝見しませんでした。いかがなされたのでしょうか。審査の日に鴨川範士十段はいらっしゃいましたが、他の古参の先生方はお元気なのでしょうか。そういった、先生方の射を拝見できないのはさびしく思いました。
 
 久しぶりに征矢弓具製作所にいってまいりました。用件はカケのメンテナンスです。合成弦を使わない、と誓っている流派東方不敗ですが、それでもやはり弦道は少し痛んできます。今回のお願いは弦道の調整と、捻皮の奥の部分(人差指と親指の間の部分)を少し削って親指の上に人差指の付け根が載る感じに修正していただきました。
 捻るタイプの四つカケですが、より捻る形にしました。思いとしては「できるだけ、取り掛けで捻ってそのままの形を動かさずに会まで持ってきたい。」ということです。
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 1週間ほどの、作業で戻ってきましたが、効果は絶大です。とにかく弦に預け易くなりました。力まなくてよいです。ただし、早気は直りません。

 さて、征矢弓具製作所ネットショップで握り革を買いました。
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 写真がめちゃくちゃぼけていますが、何れも燻されています。匂いが強烈に良いです。今回は廉価版とザラザラを二種類購入してみました。どうなるかはお楽しみですね。