柴田勘十郎ニベ弓の特徴を追って行きます。関板ですが、「黒柿」(シャム柿)だそうです。関板はやや短めで幅広です。揖は長めです。
018-01.jpg左から肥後三郎、柴田勘十郎、播磨竹禅
 最近は関板が黄櫨のものが多く、黄色っぽい弓が多いですが、黒は少なくなり、逆に目立ちます。少し前は黒檀を中心とした黒い関板が多かったと思いますが、流行でしょうか。

 今回はニベ弓ですから「ニベ口」が見えます。    
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 ニベ口は見えるのがいけない地方(流派?)もありますし、そうでないところもあります。勘十郎弓は側木上から下まで見えるところが多いです。方や萬義弓は少し見えるところがある、という程度です。ニベ弓打ちは柴田勘十郎師と松永重昌師では製法が異なるようですから、その結果かそうなるのかもしれません。
 
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 流派東方不敗の手元に来ました、勘十郎弓ニベ弓のスペックを観ていきます。
前竹・外竹共に京の竹です。並べると良く判りますが、「白い竹」です。これは使い込むことで茶色く変色して行くのでしょう。その枯れ具合を愉しむのも弓道具愛好家の醍醐味でしょうか。
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 さて、前回の「柴田勘十郎」の焼印ですが、「柴田かん十ろ」と読めます。「かん」は「ん」だそうです。柴田勘十郎師のブログでもそのように記載されていますよね。なぜ「勘」が「可」になるのか、聞けばよかった・・・。
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 成りは柴田勘十郎弓らしいカーブを描いています。今回のニベ弓は特に下成りのカーブが逸品で、観ていて惚れ惚れします。これから使うにつれて下が立ってくるのでしょうか(笑)
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京弓柴田勘十郎弓と、京弓の繊細さを目指した松永萬義弓を並べてみましたが、いかがでしょうか。今回のニベ弓は把が高めで16.5センチくらいです。「この高さを保ってください」との指示を受けました。
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 柴田勘十郎弓ニベ弓が流派東方不敗の弓艦隊に加わりました。ご覧のとおり、新焼印です。柴田の「柴」の字が可愛らしくなった気がします。紆余曲折があった、今回のニベ弓ですが勘十郎師の格別のご配慮で流派東方不敗の手元に分けていただきました。
 今回のニベ弓ですが、なんとBSフジ「京のいっぴん物語」で柴田勘十郎弓店が放映された際に登場していた弓らしいです。なんとテレビ出演している弓?です。

 今回のニベ弓は仕上がってから間もないこと、冬季でニベの剥がれの可能性がないこともないので、上成りのあたりを中心に糸で巻いています。これは「暫くの間巻いていてください」との事です。
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 詳しいレポートは次回から・・・。