2011.06.27 播磨竹禅
播磨竹禅の弓ですが、新弓で、「薩摩成」と書いてあるのを見ました。確かに胴が入っていて「薩摩成」でした。でも、書いてあるということは、書いてない弓は・・・。と思ってみてみると、丁度流派東方不敗の肥後三郎と同じような成りです。「江戸成?」と思いながら拝見していました。
 上成が少し出ていて、握りで気持ち入ります。そして、下成が上成より少し控え目です。側木は桜か櫨が選べるようです。外竹と内竹で約2ミリ違います。握りの当りの太さが末揖、本揖に行くにつれて細くなり、弓の反発力を強くしているようです。
 そして竹の質ですが、柴田勘十郎師と同じく京都・兵庫地方の寒暖の差がある寒い地域の竹を使って、竹の反発力が強い、冴えのある弓になるようです。
 驚きは、竹弓製作がほぼオーダーであること。たまたま流派東方不敗の訪問時に3人の方が来店されましたが、何れもキロ数、矢束、側木の素材、手幅を聞かれていました。弓師と射手のやり取りが出来、打たれる弓。そう自分だけの弓です。どうも2~3張打たれるようです。柴田勘十郎師もそうされていますが、弓師としてはみすみす在庫の弓が出来てしまいます。射手にとってはとてもありがたい・・・。
 側木が桜仕様が5万円位、櫨仕様が7万5千円位だそうです。財布にやさしい・・・。藤放し状態までは早ければ1ヶ月程度で完成するようです。
 非常に楽しみで、購入意欲がそそられましたが、もう一度お話してから決めようと思いました。チキンと呼んでください。
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弓工房「播磨」こと播磨竹禅師を訪問してきました。
兵庫県姫路市飾西(しきさい)という所の住宅街の中で静かなところです。
その一角に
                 230619 001-1
 という門構えで、外には竹やら櫨やらがおかれてあり、道路沿いに工房(作業場)が見え、実際に弓の手入れをする様子が覗えます。
 流派東方不敗が訪問した時も、新弓の調整作業中でしたが、中断してお話をしてくださいました。色々とお話を伺いましたが、兵庫県特に姫路地域は高校の弓道部が少なかったので、増えるように支援をしてきたこと、一般の初心者教室が盛んになってきたこと、公営の道場が少ないことをお伺いしました。
 新弓を並べてありましたが、驚いたのは弓の幅が広い!!関板がでかい??と思ってみていましたら、「藤放し」の弓でした。どおりで・・・(笑)「これを村していって弓になるのかぁ~」と思いながら拝見していました。「藤放し」状態の弓は強そうに見えます。紋竹や普通の竹など色々な種類が置いてありました。
 作業では丁度関板を作製していまして、「烏・兎」のこと、切詰めのこと等が良くわかりました。丁度昨日まで、松永重宣師の「弓ごよみ」を読んでいたところでしたので、説明が良く判ります。
 藤放しから弓になっていく様子が、本当に良く判ります、為になりました。弓の張り台も使い方が判ったし・・・。こうして張り込むのか~。色々と発見が多かったです。
 ちなみに直ぐ近くに高校があり、弓道部もあるようで、一般的なグラス弓やジュラ矢やその他なども置いていました。そりゃあ、そうですね。地域の弓具店でもありますしね。
 播磨竹禅弓の話ですか?それは次回ということでご期待下さい。
2011.06.11 初心者教室2011
昨年に続いて、今年も初心者教室を開催しても良いことになりました。
 結局昨年の教室で定着したのは5名、分母から言うと半分以上残りましたので、まずまずというところでしょうか。
 今年は昨年の応募があって、漏れた人を中心に声をかけました。その結果5名でスタートする事になりましたが、どうなることやら。。。
 今回は会長、コーチ、N教士と不幸にも流派東方不敗が講師となりました。僕は、講師ではなくて、運営事務局なんですけど!!それに、居合わせた会員が補助員として協力を依頼することとしました。3ヶ月というロングランの教室ですので、少しでも会員の負担を減らし、多くの会員に無理なく参加して欲しいということが、願いとしてあります。
 メニューももっと早く巻藁、的前まで進んでもらおう、と超速成栽培でスタートします。「初心者教室2011」上手く行くでしょうか?
 
柴田勘十郎弓店に雨の中上洛し、引き取った勘十郎ニベ弓です。
 今回の勘十郎弓は、薄い、軽い、女性的な弓です。櫨も凝った模様ではなく、素直な杢の素材厳選仕様です。松永萬義と並べますと、それぞれ素材の良さで勝負!!いう感じです。成りは松永萬義とは違い、いかにも「柴田勘十郎」という感じです。弓が丸い
 地元も道場まで、持ち帰り「さあ、引き初めだ!」と意気揚々と駆けつけましたが、工事のため閉まっていました_| ̄|○_| ̄|○。
 日を改めて、道場へ・・・。丁度S名人がいましたので、S名人の勘十郎弓とあわせて見ます。
                      20110520 008-1左S名人の勘十郎弓、右ニベ弓
S名人の勘十郎弓と成りはそっくりです。スペア弓のよう・・・。流派東方不敗のニベの方が鳥打の部分が出すぎていますので、これは今後火入れなどで調整して貰います。勘十郎師も「梅雨で引けなくなる前に一度お渡しして引いてもらったほうが良いでしょう」ということでしたので、成り矯正はそのあとになります。
 今回発見した「謎」当日全く気が付きませんでしたが。
20110520 014-1
「別」と刻印されていうます。「別??何が?今まで見たことがなかった」ですね。というわけで勘十郎師に確認しました。
「あの刻印は、一体どういう意味なんでしょうか?」
「いつもではないですが、時々、気に入った弓に入れています」
 「気に入った弓」ありがとうございます。今回はきちんと育てます。というか、私が弓に育てていただきます。
 そんなこんなもあってニベ弓、大変楽しみになってきました。