いよいよ、持ち帰った柴田勘十郎ニベ弓を試すときが来ました。
まずは、比較用に松永萬義に弦を懸けます。そして、勘十郎弓の弓巻きを解き、成りを確認すると、矢張り成りがそっくりです。
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写真のアングルもありますが、白「松永萬義」エンジ「柴田勘十郎」です。
恒例の、弓拓を・・・と思いましたら、何と、障子紙がない!!なんてこった。型が採れないではないか!!!仕方ない。それは次回として、中仕掛けを作りました。空筈防止の為、大きめの中仕掛けです。
 若干弓把が伸びていましたので、弦を巻いて乾く間に、しばし眺めていました。

kanjuro 016  kanjuro 015弭の違いがあります。

 いよいよ、矢を番えて、ワクワクしながらの1本目です。大三へ移行すると、「強い!」 最近、新弓の度に言っているような気がしますが、それはともかく、強い!間違いなく強弓クラブ会長だ
「しかし、弓の返りは早いなぁ、弓が軽く感じ、切れがいい!!」と思いました。少し弦が伸びたので、巻きなおし・・・。5本ほど引いて、「何とかなるかな?何とかしないとナ」と思いしばし休憩しました。毎度の事ながら、来年には引きこなせるのかなぁ?と思っていました。
 何本かこなした頃に勘十郎師からメールがあり「ニベ弓どうですか?」との事だったので、先ほどの感想をメールしました。「大三からの柔らかさはニベ弓だからだと思います」とのことで、矢張りニベ弓をオーダーして正解だった!と矢尺を伸ばすことにしました。
 試しに矢尺一杯まで引くと、軽い!!では、もう一本!・・・運命の一本がこんなところで巡ってきました。大三から引分けまでの柔らかさの後、離れた瞬間「バキッ」という音と共に、弓が返っていましたそして弦を外そうと末弭を近づけると・・・「弓が割れている・・・」
無知なユーザーによって、名工の丹精込めた珠玉の逸品が無残にも壊されてしまった瞬間でした。暫く呆然として、何度も壊れたところを見ましたが、矢張り壊れています。
 注文してから、一年待って、出来上がってからも万全の体制で勘十郎師が育てていただいていたニベ弓、引き手である流派東方不敗の事を考えて打っていただいた、ニベ弓。それをたった10射で台無しにしてしまいました。師匠からもいつも、「弓の道具は、一生懸命作っていただいたものを私たちにわけていただいているのだから、大事に感謝しながら使いなさい」といわれていましたが、この瞬間ほどその言葉が身にしみたことはありません・・・。
 結局、このニベ弓は勘十郎師に連絡し、送り返すことになりました。
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勘十郎師jr曰く「うちが呪われているのか、流派東方不敗さんが呪われているのか?」との事ですが、流派東方不敗にはニベ弓は時期尚早過ぎたのでしょうか・・・。


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「流派東方不敗さん、肩入れしてみてください」肩入れすると、お約束どおり強い・・・。強いが握りもあまり太くないし、女性っぽい感じです。
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「私はオーダーのあった弓力は最低保つようにします!!」そうでしょうねぇ。この弓力の弓を引くのかなぁ。外見はとても良いよなぁ。まぁ、今までのように引けるようになるか・・・。
「私は流派東方不敗さんとのこれまでのやり取りのイメージなどでこの弓を打ちました」感激です!!が、烏帽子弭、三階籐、矢張り私は際物好きに映るのでしょうか・・・。
「これに決めます!!というかこれを選ぶと思っていますよね」というと、勘十郎師は微笑していました。「よろしいですね、では・・・。ちなみにこちらは竹皮を剥いたノーマル弭仕様です。こちらもいいのですが、どうですか、二張りとも」いえいえ、さすがに無理ですよ。。。隣で勘十郎師の息子さんが竹皮に漆をぬりこんでぴかぴかの弓を手入れしながら、「漆を塗ったら綺麗ですよ!」と唆して、誘惑して下さる。
 迷わないため、竹皮剥き弓は極力見ないように「烏帽子弭のほうでいいです。こちらにします」と宣言。
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「試しに引いてみましたが、とても良い弓ですよ!」と勘十郎師。側木は縄目模様の黄櫨、横からはニベ口か?黒い線が伸びている。ついに流派東方不敗も勘十郎師のニベ弓を我がものに。。。。2年待ったニベ弓がついにわが手に!という訳で、「早く引きたい、早く待ち焦がれたニベ弓を体感してみたい。」と早々に京都を後にしました。
 早く帰って、巻き藁を引こう!!柴田勘十郎弓店以外は一切寄らず、一目散に戻りました。
柴田勘十郎 ニベ弓 「あまりにも」の出来事になってしまいましたので、小説ということでフィクションも織り交ぜてお付き合いください。
 生憎の雨の中朝一番の電車に乗って上洛し、まっしぐらに柴田勘十郎弓店へ向かいました。
 店先で皆さんがなにやら作業をされていましたが、「是非二張りとも見て選んでください!!」工房へ通され、サプライズが一つ。居合わせたお客さんが、40キロの弓をオーダーしていました。藤ばなしの状態の弓を見ましたが、異常に太い。こんな弓を本当に引けるのでしょうか?どうするのでしょうか。流派東方不敗の弓は子供の弓のようです。ここにいると、何だか世の中がオ・カ・シ・イ。流派東方不敗の弓でも県内では最も強い部類ですがねえ。
 いよいよ、流派東方不敗のために打っていただいたニベ弓です。「二張りありますから見て選んでください」
「これ知っています?烏帽子弭」「あ、勘十郎ユーザーで使っている人がいますね」「烏帽子弭にしてみました」
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うおおお、目立つ!目立ちすぎるぞぉ~。かな~り見栄えからも挑戦的な弓ですね。
更に、この藤が存在感を高めています。
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「これって、『三階藤』というやつではないでしょうか。。。確か尾州竹林の流派の人がやる・・・」
う~、どこまでも挑戦的です。
そして、弓の成りを見るとこれが本当にびっくりしました。何と松永萬義とおんなじです。「矢張り松永萬義は京弓だったのか。」と納得しました。もう、決まりでしょう・・・。
不機嫌である何がって、今家にいることがたまらなく不機嫌。そう、今年もこうして家にいるのである。これで3年続けてF1詣でができていない。
仕事なんて大きらいだ!!とはいえ、無職は困るし。
 涙を飲んで、まさに断腸の思いで・・・。
さて、ドライバーチャンピオン争いは佳境。その中で赤牛レッドブルの日本嫌いアゴことオージーのウェバーはどうでもいいとして、ベッテルいいですね。このヘルメットがイカシます。
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 日本語入りです。頑張れ日本大好きベッテル!!逆転チャンプだ!
そして、カムイ、良いレース続けていますね。TOYOTAが残っていたらなぁ。面白かったろうなぁ~。非常に残念ですが、競争力のあまりないザウバーで頑張ってくれています。レース終盤にオーバーテイクが多いので、最後まで飽きさせてくれません。頑張れカムイ、上位入賞だ!!
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demo,kotoshimo TVkansen
会議中にメールが着信。。。勘十郎師からだ!!「ニベ弓が良い季節になりましたよ!!」
「早く会議よ終われ!!」返事がしたい早く知りたい!・・・という訳で早速連絡。
 昨年オーダーしたニベ弓をついに、手にする日が来ました。竹弓のお約束どおり、2張り打っていただいたようです。どちらを選ぼう、まだ見ぬニベ弓に興味が、逸る心を抑えることが出来ません。早速、土曜日に上洛します!!
2010.10.02 研修会
 県内の称号者が集まる、プチ研修会がありました。最初に称号者全員で、持的射礼。足が痛いので辛いよと思っていましたら、「取り懸けの間合い」でOKとの事で、ラッキー一挙に楽になりました。何でそんなことをするのか?と思っていましたら、ブロック対抗の射礼大会の選手を選考するそうです。。。流派東方不敗には関係ないから、とりあえず、審査のつもりで引いてみよう・・・。
 さて、その持的射礼、大前の人が一人稽古専門の人で、何もかも早い早い!ぜんぜん追いつけません。心の中で「はえぇよ!!」と思いながら射礼。流派東方不敗の順番になりましたので、ゆっくり取り懸けし、引き始めました。例によって早気・・・。「早っ!!」と見学者からの声、「もしもし、思いっきり聞こえているのですが・・・。」
 退場後、コメントを求めると・・・「確かに早い!!けど、あの早さが離れの鋭さの原因かも」「どうしたらいいんでしょうね・・・」
 後ほど、相互研修になりました。ひとりに対して五人位でいじめられます。「何で持たないのか?もったいないよ」「立派な体してるのにねぇ、どうして持てないのかねぇ~」すみませんね、会なくて・・・、どうしたらいいのでしょうね。「いちいち早い!!と言われなくてもそれは判っています。どうしたら持つようになりますか?」と心の中で反抗・・・
 閑話休題、他の教士のセンセイと話していましたら、弓の強さはほぼ同じ、でも矢がセンセイ方は2グラムも軽い・・・。それで真っ直ぐ飛ばすとは、技量の差を感じました。
 最後に、射礼選手の発表があり、何故か流派東方不敗の名前を呼ばれ放心状態・・・なんで?と思い、聞いてみると、「育成枠」・・・中に入れてしごいてやるから覚悟しとけ!!とのこと、ありがたいですが、先が思いやられます