・・・・・・バキッ・・・・・・
 何のことかお分かりでしょう。肥後三郎弓が逝きました・・・。ようやく涼しくなってきましたので、そろそろ来シーズンに向けて稼動しようと巻藁で大三で5本ほど、矢束で2本目。印西の三分の二の当たりです。「ピシッ」というよりは「バキッ]という音が道場に響きました。肥後三郎 001
何とまだ的前も引いたこと無いのに_| ̄|○・・・。
 まだ、少し早かったのかな?それとも手の内がきつすぎたのかな?万全の体制?であったはずなのですが・・・。残念です。
 ちなみに結構派手に逝きました。外の目付節から矢摺藤のあたりまで焼く60センチ位の長さです。
                             肥後三郎 003
 Mプロが選ばなかった肥後三郎弓ですが、強さもぴったり。来シーズンの期待の星としてこれから調整しようと思っていたのですが、来シーズン、いやその次のシーズンも絶望ですね。しかも、結構深さも酷い。。。「コウガイ」というより、弓が割れたという表現がぴったりです。
肥後三郎 002
「良かった、萬義でなくて・・・。良かった佳也があって・・・。」悲しいセリフです。手元から肥後三郎がなくなってしまいます。仕方ない面もありますが、射手の責任が大きいです_| ̄|○。逸ったのかなぁ~。弓具店に修理を依頼しました、長期戦線離脱です。
                                        肥後三郎 005
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初心者教室も徒手八節、ゴム弓が終了し、巻藁に進むことになりました。これまで素手で出来ていた八節が、弓・矢・カケという抵抗が出来、思うように八節が出来ません。
 そして、「離れ」を出すのが難しい。多少弓を捻ってあげても腕を打ったり、顔を打ったり、してしまいます。
この「離れ」の感覚って人に伝えるのが非常に難しいですよね。流派東方不敗は特に、「知らない間に飛んでいってしまい」ますから、なお伝えることが出来ません 「親指の上にコインを置いて上に弾く感じです」と説明していました。
 とりあえず、的に向いて離す感覚を感じて貰おうと、3分の1の距離から的前に立ってもらいました。受講生には何も教えていませんが、矢張り人としての本能か的の前立つと良くも悪くも表情が変わります。そして、何とか全員に中ててもらい、写メも撮って貰いました
 横から見ていると、「欲」が見えますね、ホントに・・・。自分もああなのかしら。それでも受講生は本当に楽しそうでした。何時の頃からだろう、中っても嬉しくない、精々ホッとするくらいになってしまったのは・・・。贅沢になったものです。
初心者弓道教室では、
① 徒手での八節
② 弓で弦を引かない八節
③ ゴム弓
④ 弓で弦を握った八節
というメニューで序盤進みました。特に徒手の八節に時間を費やしたかったのですが、
抵抗力がある中で、八節を覚えて方が良いということで、ゴム弓の時間を増やすことにしました。
初心者からは「ペースが早い!」という声も聞こえてきましたが、
3ヶ月間の教室で的前で引けるようになるのは並大抵ではありません。
 文字通りマンツーマンで教室のカリキュラムが進んでいきました。矢張り抵抗が増えると徒手で出来ていた八節が出来ません。そこには時間をかけました。受講生に華奢な女性が多かったので筋力もないため、ゴム弓でも負けています・・・。
頑張れ受講生!!そして抵抗を受け止めるには正確な「足踏み」を土台に三重十文字の正確さが必要で、その上で初めて「手の内」が必要であることが良くわかりました。
 ゴム弓で離れを出すに至り、ここで、ゴム弓の離れでいかに勢い良く離れを出せるか?に焦点は移りました。皆さんご存知のとおり、初心者弓道教室というか、社会人からはじめた弓引きの大半は離れのスピード、力強さがないんですね。学生上がりの人とその点が大きく異なります。将来的には、それが長所になり、優雅な離れにもなるのですが・・・。
 ですから、大きく引いて、真っ直ぐ離すように、残心が丁度野球の審判のセーフの形目指してもらいました。弓とカケを手にするまでにに正確な形をマスターしてもらいたいものです。
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 そして、ゴム弓の離れに慣れた頃、経験者は巻藁に進んでもらいました。
新社屋になった征矢弓具製作所には近的射場がありました。
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正規間隔(180㌢)ならば3的、高校生ならば5的程度でしょうか・・・。家にこんな道場があればなぁ~。
それはさておき、明日審査というのに大胆にも、カケのメンテナンスです。「大丈夫ですか?本当に?」と若社長に言われましたが、「大丈夫です、そんな繊細な勝手ではありません」「これだけ引き易いカケは初めてなので、違和感無いと思います・・・」
 そして「ギャラリー」に通されました。これはびっくり!!の逸品が並んでいました。
 
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なんとも贅沢なカケ揃いです。 「征矢」・「雨露離」・「束離」。「正離」の各種類が並べられています。そして、カケ師としての技術の粋を集めたカケの数々。細かい刺繍、印伝の細工、装飾が美しいカケの数々。こういった装飾美がいつの間にか、タブー視されるきらいが今の弓界にありますね。鎧といい、刀・弓等武士の身の回り品は質実剛健ではなく、装飾美があったはずです。その歴史と伝統を大事にしないと、職人の技術は受け継がれないのでは?という気がしました。

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このカケは印伝ですが、帽子の付け根に糸の装飾があります。これも鹿革に対しては難しい作業だそうです。そして、印伝も漆を塗り込む作業になるのですが、職人の技術力が無いとすぐに漆の模様が取れてしまうそうです。鹿革に漆が食い込み、根を張るようになるんだそうです。途方もない作業ですね。
 そして、燻した鹿革を見せてもらいました。
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小鹿の皮です。見せていただいたのはかなり良い状態の鹿革です。大きさはかなり小さい鹿という感じですが、革には十分燻された状態が見えます。白い鹿革が燻され茶色くなっています。決めも細かい革だし、最上級品になるのでしょう。
 弦道は社長に直していただけました。「おお、綺麗になっている
夏場は汗を相当かくので、カケのメンテナンスなどアドバイスを受けました。矢張り、最低でも下カケは一日の中でも再々変える必要があり、練習後に風を良く通す必要があるようです。この辺は普段から気をつけて励行していましたので、それが誤っていないと確認できて良かったです。これからも大事に使おうぅ~。
 ということで、今回の訪問は終わりました。次回は時間のあるときにもう少しゆっくり見させていただこうかな



 征矢弓具製作所新社屋を訪問してきました。ホームページのアクセスにあるとおり、博多駅前のバス停からスタートです。
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博多駅博多口から、赤いレンガ色の西日本シティ銀行向かいに博多郵便局があり、そこにバス停があります。
             10福岡定期 00467”番のバスで、大城戸(おおきど)まで430円。

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67番のバスは系統が二つあるので要注意「柏原営業所」行きです。尚且つ1時間に2本程度のバス45分程度かかりますで、お急ぎの方はタクシーでどうぞ!!
大城戸バス停は昭安寺の前です。それをファミマの方へ向かい、不安になる細い道を入って行きます。
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たいていの人は不安になりますが、
10福岡定期 011 この看板を見つけて一安心・・・。10福岡定期 012

                           10福岡定期 013 見えてきました、新社屋。新社屋には初訪問です。
入り口がこのような店構えです。
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中に入って、インターホンで「流派東方不敗です」と告げると、若社長が出てきてくれました。次回に続く・・・。