京都を後にする前に、出店中の勘十郎弓店を訪問しました。昨日の通り多くの若者がたむろしていました。勘十郎師より「流派東方不敗さん、ちょっと代わったゲームをしています。やってみませんか?」と。何かというと、「この弓どこかがおかしいんです?わかりますか?」「何だろ?」フムフム、はじいたりとか商品の弓としての欠陥ではなさそう・・・。
 材料なのかな~、成りなのかな?というわけでしばし眺める。結果は・・・・言わないほうがいいでしょう。勘十郎師に教えて貰いました。ほほう、なるほど、そうでしたか、気になる方は勘十郎弓店までおといあわせください。このときは分の厚い弓も置いていましたし、結構変わった素材を使った弓も置いてありました。興味津々に眺めたり触ったりさせてもらいました。なんだか門下生のよう・・・。妙な一体感が沸いてきました。楽しかったですね。
 そうこうしているうちに帰らなくてはならない時間がやってきました。一応ご挨拶をして、控え室へ戻ると、同県の若者がやってきて流派東方不敗さんは勘十郎弓を持っていますよね、今日見たら、出店されていたから見てみたいです、という。「それじゃあ、行ってみたらどう?話してみたら気さくな人だよ。注意点は即買いしてしまいそうになることかな(笑)」やはり、興味を持つ弓引きは多いようです。しかし、流派東方不敗が経験したように、最初の「つかみ」は難しい。やはりそのハードルを乗り越えたものだけが手に出来る「弓」だろうか??
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 大きな失望のなか、茫然自失とはまさにこのこと、全く何もする気になりませんでした。ようやく一緒に受審した友人の的確なアドバイスを聞きましたが、上の空。彼もだめだったようで、一緒に傷心のランチへ。「おばんざいとおそば」の店へ行きましたが、いつもながら大渋滞。待ち並ぶと成りはオブライアンさんでした。特に用もなく、知り合いでもないので話していませんが。( ´∀`)オマエモナー
 少し空腹が満たされ、平静も取り戻したので、会場で道具の後片付けをする。友人とも再会を約束し、(一緒に落ちたのだから当たり前か・・・)お互いの修正点を検討しあってお別れした。
 また、一人になって( ゚д゚)ポカーン … としていると師匠から電話があり、「上でたこ焼きを食べているから上がっておいで」あがって行くとホントにたこ焼き食べていた・・・。色々と弓以外のことも話しました。この色々と話す弓のこと、弓以外のことが、自分の人生に大きな肥しとなっています。多分、わかってて落ち込んでる流派東方不敗のエネルギーを補充してくれたんでしょうね。師匠の師匠たる所以でしょうか。「M範士に言っとくから帰ったら見てもらいなさい」こういうときに気の利いた返事が出来ればいいのですが「はい、ありがとうございます」としかいえません。よぉし、やるゾウ!!
 そろそろ、京都を後にしよう。そう決めて、勘十郎師のところへご挨拶へ。
 思いっきり失意の試合、失意から回復する夕食とカケへの師匠の揮毫。横になるとあっという間に朝になりました。
 さて、今日は昨日の轍をふまないぞ!!会場へ入るとやたらたくさん受審者がいます。多いな~。会場に整列すると、ぜんぜん前が見えない。5射場の審査員の先生の紹介とお辞儀、ぺこぺこしすぎて腰が痛くなってたまりません。誰が誰だかわからんし。
 石川副会長の矢渡を拝見。介添えは魚住範士と飯島範士でした。そして、その後模範演武が吉本範士、石井範士、岡崎範士の一つ的射礼・・・。これは見ごたえがありました。今回は範士の先生や、教士の部など全く見ることが出来なかったもので・・・。身を乗り出して、食い入るように見ていました。いつもながら、岡崎範士の会が長いこと・・・。
 ようやく自分の立ち順に、「集中集中」機能の失敗を繰り返さないぞ!集中して射場に入る。今日は二的、今日は肌脱ぎもあるし、呼吸をコントロールしながら待つ。が、あれ?足が硬い、膝がすべる・・・「ドン」あ、落ちちゃった。なんてこった二的なのに。
 者場に進み甲矢を射る。???また「上?」「うえ~?」○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_
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乙矢も上に飛んでった・・・。はぁ。
 会場に戻ると、もうどうでも良くなりました。完全に気持ちのコントロールが出来ず、放心状態。京都に来てから全く自分らしい矢が出ませんでした。一つも思うような矢が出ませんでした。ああああ~~~終わってしまったぁ~。
 失意の落ち込みからようやく落ち着きを取り戻し、「そうだ明日の審査のために武道センターで練習しよう」と暑い中弓矢を持ち武道センターへ。去年までの活気が嘘のように閑散と寂しい状態です。
                    09京都 015-3

 こんなに静かなところだったのだなぁ~。練習会場を確保していただいた全弓連に感謝!。
時間によっては非常に混んでいたらしいですが、流派東方不敗が引く時は待ち時間なしでした。今日試合のない教士の先生がたくさん練習されていました。ちょうど練習の立ち順が元選手権優勝者と一緒になったのでラッキーと思いながら練習。しかし、何本かひいても全く矢所も定まらず、射も安定しない・・・。「落ち着いて、呼吸を整えてゆっくりと~~」ようやく的心に二本、矢が走った。もうやめておこう。明日はわれを忘れずに引こう!!会場に戻りようやく私服に着替え、ウロウロ・・・。弓具店も暇に任せて何度も見ました。石打の矢や、大鳥の矢などたくさんの矢、勘十郎弓をはじめ、たくさんの弓も見ました。驚いたのは「肥後三郎弓」「松永重宣」の弓が殆どなかったこと、びっくりしました。やっぱり作られていないのかなぁ~。ますます人気が高騰するな。
  そうこうしているうちに師匠から電話「宿舎に戻っているから適当な時間においで、夕食を食べに行こうよ」「おおありがとうございます、では参ります」師匠の宿舎に到着。そして師匠に征矢弓具店で作成したカケを見せる。前もってカケに揮毫をお願いしていたので差し出す。魂を入れてもらわねば・・・。「何て書いたらいいの?」「し、しまったーΣ(゚Д゚)ガーン 書いてもらうことばかり考えて何を書いてもらうか考えてなかったよ・・・。」師匠があきれたように「じゃあ、私が好きな言葉を書いておくね」はい、ありがとうございます、十分でございます。そのお心を受け取りたいのでございます。
 これでNEW四つカケも魂が入ったぞ!!今回の京都大会の最大の目的は達成したぞ!!もう帰ってもいいなぁ。うれしぃ~~、ホント、大事に使おう。皆に冷かされながら片付ける。
 いざ、夕食へ・・・。

 
 がっかり、意気消沈のみやこメッセ、10時には何もすることが無くなりました。ああ、そうだ色々会場を見てないよ・・・。と暇にあわせ会場をほっつき歩く。仮設の安土を見てみた。
09京都 010-3

 ああ、流派東方不敗の外れた矢もこうしてささっていたのかなぁ~。見た感じ、設備は簡素そう、そうじゃないと費用がかかって大変だもんなぁ~。ただし清寧館や武道センターと違って、一般の観光客が見られませんでした。一般の人は3階まで上がっては見ませんよね。
 外に出て屋台のたこ焼きを食べて、少し気が落ち着いてきました。そうそう、勘十郎師に弓を見てもらわねば・・・。勘十郎弓を手に勘十郎弓店へ・・・。
               09京都 016-3

 うわ~、弓具店がこんな形で並んでるのね。いつもの京都大会と同じ店が出展していました。勘十郎弓店は、おそらくワークショップの仲間でしょうか、若い人でいっぱいでした。「流派東方不敗さん、どうせした?」「はぁ、終わりました、トホホです」「今回はユーザーの成績が悪いんです!誰か頑張ってくれないかなぁ」と勘十郎師のお言葉。さて、恐る恐る愛弓を渡す。ずいぶん弓の下が返るスピードに体の感覚が慣れてきた気がしたので、そのことを話す。それからカーボン入りの弓を引き続けることに対して少し、疑心暗鬼になっている自分を見つめながら勘十郎師と話す。一翠のシリーズを引くのもいつまでだろうか・・・。
 弓は良さそうに思えるが、勘十郎師も「いいですね」とのこと、やはり後は射手の技量か・・・。道具はいいんだよな道具は・・・。弓に恥じない弓引きになろう、きちんとこの弓を引きこなせる弓引きに・・・。弓師を前に今の自分が恥ずかしい・・・。
 勘十郎弓店に皆さん集まっておいでたが、なかなか中に入って話すまで気持ちが行きませんでした。何故かブルーな気持ちになってしまった。
 
いよいよ、第三控、ばたばたして落ち着く暇がありません。おおっと、師匠が歩いてきた。こんな所でなんだが、とりあえず、ご挨拶。去年の定期中央審査以来だ。ご高齢だが、お元気そう・・・。なんだか「ホッ」としました。「しっかり頑張りなさい」と一言、この一言が流派東方不敗の弓を引く元気の源になります。そう、元気を分けてもらっているのです。
           09京都 009-2

 しかし、召集がうまくいかないお蔭で第一控えまで立ち順が安定しませんでした。ようやく入場する少し前に大前に決まりました。入場のために整列しようとするとそこへ”S”範士が・・・。S範士は私の師匠と非常に仲が良く、私もよくかわいがっていただいています。ぺこりと頭を下げると、「おう、流派東方不敗来てたのか、師匠には会ったのか?おうよぅしよし」と審査員席で見る強面の表情とは打って変わって優しい好々爺のお顔でした。気持ちを切り替え、入場。
 畳との床で射場と控えを分けています。あまり下調べをしなかったため、ちょっと大またで入りすぎました。奥へ行きすぎだぁ~。床はよくすべり、歩きやすかったです。
 09京都 012-2

 おろおろする間に射位まで進んでしまいました。第二射場のため、審査員が遠く、圧迫感を感じませんでした。が、緊張感がなさ過ぎたか?このために用意した勘十郎弓を引っさげ心を落ち着け行射。甲矢・・・っつ、的の15センチくらい上???「何でやねん」「うわ~~終わってしまった、なんてこった」「明日の審査ために乙矢を!」以外に他の射場の弦音は気にならなかったけど。
 はぁ、むなしい乙矢を引くが、何とか的へ・・・。がっかりトホホの退場。ふと退場先を見ると師匠が見ていた。げげっ、みぃ~てぇ~たぁ~のぉねぇ~。ははは。
             09京都 008-2

 いよいよ、5月2日より始まっている全日本弓道大会へ出場しました。
JR京都駅から地下鉄を乗り継ぎ、三条駅で下車、そこから約10分でしょうか、
見えてきました、みやこメッセが。今会からは看板も手書きでなくなっていました。
09京都 002-1

 すでに大会は昨日2日から始まっています。全く初めての所でしたので、よくわからなかったのですが、受付・控えはB1、試合は3階という構成です。たくさんの参加者のため、受付は長蛇の列・・・。
09京都 003-2

 地1階の控え室は畳の間と、机・椅子の間に分かれていましたが、畳の方はあまりにも人がたくさんの状態でした。
 到着したのが午前8時、試合は9時からで立ち順が100番前後でしたので、ややあわただしい。勘十郎弓もスタンバイさせて、和服に着替え、肩慣らしをして・・・、3階の控えに上がります。
 09京都 004-1

 3階の控えに到着すると、試合進行が進み、流派東方不敗はちょうど第4控えの召集時期でした。おいおい、地下の控えではまだ30番以上余裕があったぞ!!どうも初めてのことなので、連携がスムーズに行ってないようです。後で聞いたのですが、同郷の弓引きで召集に間に合わなかった人がいたようです。確かに3階の控えでも自分がどこ控えに行くべきかもなのかもわかり難い状態でした。
 ちょっと、ばたばたした状態で射場を見るまでもなく、気持ちの高揚、落着きなどの時間はありませんでした。
 そして、いよいよ射場内の第三控えへと進みました。(次回へ)