2007.07.31 柴田勘十郎弓4

 「値段は黄櫨古材を使っていますから、11万3千円です。」よく売れているほかの弓と同じくらいの値段です。「うちはずっと値上げしていないですが、他の弓師がどんどん値上げして追いついてきたんです」それで、身近になって人気も更に上昇したのでしょうね。


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 先ほどの若者が奥から出てきて、「買うんですか、おめでとうございます、で、どれにしたんですか?」勘十郎師「あの、黄櫨古材のやつ」「ああ、あれですか、いいですよね」・・・いやいやなんであなたが店に置いてある弓のことを知ってるの?やはりワークショップの人々はディープなヘビーユーザーだなぁ。


 帰途につき一行に「普通F1の土産で弓買うか~?」と言われ、そこまではよかったが、有頂天の流派東方不敗を恐怖のどん底に落とす一言が!「帰って、奥さんにどういうつもり?」 Σ(゚д゚|||)ガーン「し、しまった~。」どうしよう、なんて説明しよう・・・。帰るまでの道中格好のネタになってしまいました。仕方がない、帰って責められたら逆切れや!これで行こう(アホナ・・・)


「じゃあ頑張ってね~」と無責任に他人事のように言われ、「ただいま!」荷物を下ろして弓を持ち込む。恐る恐る「F1の帰りに京都で買った」と白状すると「え?京都で?まあ、買うって言ってたからね」それだけでした。( ゚д゚)ポカーン …


 最大の難関を乗り越えて嬉しさがこみ上げてきました。弓拓を取って、部屋でニヤニヤ・・・。いよいよ、勘十郎弓がわが手に。ドモンが東方不敗から風雲再起を貰った時ような気持ちです。


 


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2007.07.30 柴田勘十郎弓3

 いよいよ御弓柴田勘十郎師と弓のことで話す機会に直面しました今、95センチ21キロ位なのでそれより少し強い弓を所望しました。「これなんかどうです?少し強いかもしれませんが、引いて、いけると思ったら持って帰ってくださいそんないとも簡単に持って帰ってくださいなんて・・・。まだ、心の準備が出来てないです


弓を取ると、あれ?弓の握りが細いぞ、分もあまり厚そうに見えないしでも弓の重さは結構あるな成りは言われるほど下が立ってるような気がしないけど、確かに今まで見てきた弓とは少し違うがこれが勘十郎弓なんだろうな弦どおりもいいし、「じゃあ、肩入れさせて貰ってもかまわないでしょうか?」「いいですよ」お言葉に甘え、側木の黄櫨はきれいな黄色で白竹の映える弓をトライした。


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流派東方不敗のガタイはでかいですが、手は小さいので握りはぴったりです。「の幅だと17~8キロ位感じなんだけどさて・・・」させてもらうとグッと来る、「これは少し強いかな20キロとは言わないな。でも竹弓だから強さ落ちるよな。」流派東方不敗は今、昔の弓引きであれば誰もが所蔵していたといわれる柴田勘十郎弓を手にしています。その万感の思いを胸に肩入れを・・・そんなに大げさではないか


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いけるそうだけど、いけなくてもいけるようになればいいし弓力アップ作戦の一環実はこの23年かけて弓力を少しずつアップしてきていたので、挑戦する価値はあると思いました。「じゃあ」、といってすぐ買うのより自分の気持ちをもうちょっと盛り上げたいし、もう少し色々話が聞きたいなと思って弓を触っていると、勘十郎師が「あ、折角だから工房みていきますか?」


おお、それは是非見てみたい弓師の製作場の見学は,以前横山黎明師の製作場を拝見して以来だキタ()!!。流派東方不敗は弓具の製作師をお邪魔するのが好きで、質問で失笑を買うことはありますが、やはり自分が使う弓具の製作師にはお話をお伺いし、製作場を見たいと自分が納得する上でも思ってます。細い通路を通り、奥の製作場へ出ると、弓になるの待っている竹や工具などがあり、ああ、こうして弓が打たれるのだなぁ~大事に使わないとばちが当たるなぁ~


そこでは若者が一人弓を削っていました。「弟子はいなかったのでは?」と思うと先日のワークショップの参加者で打った弓の手入れに来た人でした。「流派東方不敗が勘十郎弓を買うとこういう濃いぃ人たちと同門だな、先輩になるのか・・・」などと思いながら、勘十郎師のお話を聞きながら見学していました


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 その方も「一緒にユーザになりましょう!いいですよ」と悪魔?の誘い。さらに「わからないいろんなことを教えてくれます。」そうなんですよね、私のような浅学な者にはそれが一番不安なんですよね。某弓師などは「道場の先輩に教えてもらって下さい、出来なければ弓具屋に聞いてください・・・」なんて言われたこともありました。。。一通り工程も見せていただき、説明いただきました。


 あまり遅くなってもいけませんので、推薦の弓のところにもどり、弓を触りながら、「誰か背中を押してくれ! は や く」と待つものの・・・誰も背中は押してくれません。先ほどの断崖ジャンプを思い出し、ついに「じゃあ、この弓を連れて帰ります!」 あ~~言っちゃった・・・。


 後は事務的に話は進み、住所、連絡先を書いて勘十郎師に渡し、値段を聞いた。決心は固いが財布の中身はないので振込先を聞く。「弓巻きはここにあるのを持っていってください。自家製です」へぇ~、ありがとうございます。それはそうと大事なことを「弓の扱いの注意点を教えてください」そうすると「ああ、それはおいおいその都度お話します、今言っても覚えきれないですし、いろいろあると思いますから・・・」なるほどね~、わかりました。そんなに聞いてもいいのかな。


 勘十郎師「10万余ったものをお買い頂くのですから、フォローするのは当然です。何でも聞いてください。」ありがとうございます、小心者は安心して質問できます。「それから、新弓だからといって甘やかせないように!がんがん引いてください」わっかりましたぁ~~。(まだまだ続く・・・)


 なんと、GP2に参戦中でスーパーアグリチームテストドライバーの山本左近選手がスパイカーで次のjハンガリーGPから正ドライバーに起用だそうです。


 スパイカーの前身ジョーダンでは鈴鹿を走り当時の監督ジョニーハーバートからは高い評価を得ていた左近選手、スパイカーから再びF1へ!スパイカーはトルコGPくらいから新型マシンになるらしい。ま・さ・か日本人同士で最下位争いはないだろうな・・・。


 左近選手にはこれをステップにしていいチームで活躍できるよう期待したい。それにはとりあえず、チームメイトスーケルに勝つこと!!あの、アロンソだってデビューはミナルディだよ!頑張れ左近!!・・・・・・・・・左近っていうと島左近を思い出すのは僕だけでしょうか、「三成に過ぎたるものが二つある、島の左近と佐和山の城」って・・・。

2007.07.27 柴田勘十郎弓2

 さて、勘十郎弓、カタログで検討すると、ニベはたぶん扱えないな、ということは合成弓か。内竹も外竹も結構自由に選べるな。それにしても竹も櫨もたくわえがたくさんあるんだな~、と思いました。この櫨古材の10万ちょっとのがいいなぁ、もし買うならこれかな?                     


 この年は、恒例となった鈴鹿F1最後の年でした。猛烈な人出ため大きな虚脱感がありましたが、いつもどおりF1観戦後のオプションツアーがあり、この年は保津川ラフティングが選ばれたのです。京都かぁ~柴田勘十郎弓店に行けないかな、とちらりと考えました。しかし、場所が京都の端と中心部、帰りの時間を考えると弓店来訪は「無理の一言!」


 生まれてはじめてのラフティング、10月というのに保津川は冷たくなく、F1の興奮を鎮めるにはうってつけでした。ラフティングの名物、崖からの飛込みがあり、4メートル位くらいでしょうか、高所恐怖症の私にはかなりの難関、いつもの私ならば迷わずパスです。なぜかこの時勇敢にも飛び込んでいました。(周りからは「見ちゃ~おれんくらいのへっぴり腰」だったらしい)が、


「よ~し!行って買うぞ!柴田勘十郎弓」と心の中で叫んで2度目のダイビング!!       


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「完璧や!これこそ清水の舞台から飛び降りるっちゅうことや!!」決心とは裏腹にやっぱりへっぴり腰だったらしい・・・。保津川下りは思いの他早く終わり、運がいいのか悪いのか少し空き時間が出来ました。「よ~し」とこっそり早く車に行き、カーナビの進路を柴田勘十郎弓店へセット。


 保津川からの帰途、「時間が少し余ったね~・・・・・・・お願いがあるんだけど、京都にさぁ~昔から続いている弓屋さんがあって、滅多に来れんから、ちょっとだけよらしてくれない?30分でいいから」他のメンバーは全く弓道を知りません、そしていつもどおりわがままを炸裂させて半ば強引に店へ向かったのです。


 そして、ついに「御弓師 柴田勘十郎」と看板のかかった店に到着しました。「ちょっと見てきます」と皆に言って店を覗くと・・・誰もいない・・・玄関先に新弓がたくさん飾られてあるが、思ったより狭いな?誰もいませんので弓を眺めたりカタログを眺めたりしていると、いつの間にやら後ろにメンバーが来ていました。「あ、ごめんごめん、誰もいないようで・・・留守かなぁ」「声掛けて見たら?」(さっきの断崖ジャンプの意気込みはどこにいった!!)


「ごめんください~」何度か繰り返すが返事がない。「へんじがない。ただのしかばねのようだ」(byドラクエ)といって残念半分、ほっと半分で帰ろうとした時に奥から「はい~」と、髭を蓄えたそう、御弓師柴田勘十郎師が出てこられたのです。さぁ~もう引き下がれないぞ!!どうする俺!(次回へ続く)


 


 

2007.07.26 柴田勘十郎弓

「柴田勘十郎」弓


 今回はこの弓との出会いについてお話しします。道場で使っている人はいませんでしたが、名前だけは聞いたことがありました。全日本弓道大会の弓具店ブースにいつも出店されています。何度も前を通りがかったのですが、なかなかブースの中に入る勇気がなく、遠巻きに見るだけで年月を重ねてしまいました。なんといっても目の大きい、髭を蓄えたおじさんがどっかとキャンプ用の椅子に座っていて・・・そうこの人が「御弓師」柴田勘十郎師なのでした。


 ある年の全日本弓道大会で柴田勘十郎弓店のブース前にカタログをおいてありました、持って帰ってもよいようでいただけました。目を通すと、「ほぅ~、思ったより高くないなぁ、誰だ?べらぼうに高いなんていったのは!!」これだったら、萬儀弓や吟翠の方が高いやん・・・。


 全日本終了後、カタログとにらめっこし、「ああだこうだ」考える日々が続きました。ネットで調べるといるわいるわ濃い人たちが・・・。まるでマスターアジアのように濃いぃ人たちが。彼らの間では“師匠”と呼ばれており、まるでドモンと東方不敗の間柄のようだ・・・。それはさておき、どうやら愛好家も多いようだし、勘十郎師のアドバイスも受けられるようだ。これならば、購入後の不安はなさそうだ。そうこうしているうちに丁度その頃臨時ボーナスも入り、財務省折衝でも苦難の末GOサインが出た。ヤタ━(・∀・)人(・∀・)━!! 


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 唯一の不安はブースで間近で見たものの弓を握っていないこと・・・。今年は何故だか鷲見弓具とコラボ出店の為、他の弓の間にこっそり「握りのついた勘十郎弓」を忍ばせてありなかなか楽しかったですが、当時は勘十郎弓のみ、しかも籐も握りもなし!触ることは私のような素人にはおこがましい感じでした。しかし、そこに勘十郎弓を持って出入りする人がうらやましく見えたのも事実。(ちょっとオタク心をくすぶります) 


 自分のモノにしたいなぁ~。でも京都に出向く用事もないし、来年の全日本弓道大会まで待つかな~~。やっぱり自分で触って確認して購入したいしな~。どうしよっかな~、と考えていたところに意外な展開が待っていました!!(続く・・・)
               


 

 さて、その征矢4つカケですが、審査やら重点試合などが重なっていて実戦投入が遅れていました。しかし、技術的な(早気だから精神的なとも言う)停滞を打破するにはもう今しかない!!ということで投入しました。


 四つカケといっても何も知らなかったわけで、無謀な挑戦です┐(´ー`)┌。取り掛けてみると、「お?3指とも親指に乗らないぞ?めちゃくちゃ窮屈だな出来ないや」「あ、わかった、親指を中指と薬指の間に付ければいいんだな、あ、取り掛け出来るよ。挟む感じだ」


 さて、巻き藁で引いてみる・・・。怖いな、とりあえず大三で離してみる。なんてことないか。じゃあ、会まで・・・(怖くない、怖くない)・・・何とか離せた。出来るか、よしもっと引いてみよう。会は楽だし、違和感ないな。「流派東方不敗さん、会で三指になっていますよ!」がちょーん!!どおりで違和感のない会のはず。何度やっても会で三指になる、う~ん、何かが違う。


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  さて、家でいろいろ本や画像を見てみる・・・。あ、三指を掛けるといっても人差指と薬指の上に中指を載せる方法があるのか、やってみよ。というわけで、ちょっと取り掛けで手間取るが、おお、いけるいける。会も楽だし、離れも出るし・・・。「流派東方不敗さん、ちゃんとできるじゃないですかぁ~。」おお、これならいける。これなら後2キロはアップできるぜぃ~。


 と、言うわけで巻き藁で乙矢を持って練習・・・。あれ、離れで乙矢が三つカケみたいになってるよ・・・。腰板をパンって打たないじゃん・・・。そういえば打起しや大三で右肘に乙矢が当たってないし。乙矢をはさむ感覚が難しいな。


 ご意見どおり1ヶ月もあれば感じは違和感ないものになりました。やはり以前使っていた三つカケだからかな??ただ、矢どころはまだ自分のイメージどおりのところへは飛んでいません、ちょっと低めかな?三つカケと違って離れの感覚がずいぶん違う・・・。ぶっちぎってやらないと離れない、離さないと離れない。いわれているとおり、離れを出すのは難しい。


 「流派東方不敗さん、でも、三つのときに比べ手繰ってもないし、会相に安定感があり、離れもきちんと出ていますよ!」いつも見てくれているS名人からの言葉、そうか・・・よし。というわけで征矢四つカケを今は使っています。しかし三つから四つに変更して1万円ほど、安かったな・・・。


 でも、本当の四つカケってどうなんだろうか・・・。

2007.07.23 ヨーロッパGP

 今年はドイツGPが無くて、ヨーロッパGP。それがニュルブルで開催されました。ニュルブルといえば、オールドコースが連想され、そこで瀕死の重傷をおったニキ・ラウダを思い出します。(ちなみにレコードタイムも持ってます。)何かのときにその当時のニュルブルのF1映像を見ましたが、マシンが縦にはねるはねる、「恐ろしいな~」と思ってみていました。オロフソンがR32GT-Rでタイムアタックしたベストモータリングのビデオを相当真剣に見た記憶があります。


 さて、新コースで印象に残るのは'99年ジョニーハーバートがスチュワートのマシンで優勝を飾ったレースかな。チャンピオン争いをしているドライバーがどんどん脱落して行って、トップに立つドライバーがリタイヤの連続!最後の最後にジョニーに優勝が回ってきたレースでした。


 昨日のレース、アロンソにとっては天の雨ではなかったのでしょうか。予選が終わったときのあきらめに近いコメントからはまさか優勝の結果は予想できなかったのでは・・・。そして、アロンソばかりにでていたトラブルがついにハミルトンに出ちゃいました。予選でぶつかったときはちょっとどきりとしましたが。今年のコントロールタイヤになってから、コース上での追越が増えたような気がします。でも、皆ちょっと当てすぎ!!F1ドライバーなんだから当てずに抜けよ!それでも、カナダの「やったぜ!琢磨」のような展開が結構あり、昨日のアロンソVSマッサもなかなか面白かったですが、わざと当てちゃあ駄目だよアロンソ!


 ドライバーもコンストラクターも独走かと思っていましたが、混沌としてきましたので楽しみです。4人のドライバーが混戦になると、チームオーダーは出しにくいだろうな。出さないで欲しいな。それに引き換え、このところのレースと変わらず日本勢はさっぱり・・・、レースの序盤でOrz・・・。頼むよ、富士までには何とかしてよ!!


 さて、流派東方不敗の弓道具の紹介が佳境に入ってきました。(勝手に盛り上がってます)


自らの技術への閉塞感、停滞から何とか逃れよう・・・。練習では口割りにくるのがやっと。試合では目割から鼻割で話してしまう状態・・・。無様な姿を公衆の面前で繰り返していました。このままでは駄目だ!蜘蛛の糸を手繰り寄せるんだ!と思い、ついに温めていた(放っておいた?)スーパーウェポンを投入することになしました。


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 このカケ、無争カケを使う前に長いこと使っていたカケです。しかし、当時は三つカケ。学生時代私の師匠に連れていってもらった福岡の征矢弓具製作所(リンク参照、見てね!)で購入したものです。当時の征矢弓具製作所はホームページにある立派な社屋ではなかった(失礼)と思います。そこで、ダンボールの中に入っていた中から手に合うカケを選んだ物です。さすがに弓道の本場九州福岡、弓具店と言っても、弓師、カケ師、矢師それぞれの専門店がひしめいており、弓道家にとっては ありがたい環境です。


 無争カケを使っていた間、ひっそりと銃後の守りをしていたこの“征矢カケ”が日の目を見ることになったのは征矢弓具製作所のホームページの発見からでした。ホームページを読み返すと、「間違いない!このカケを買ったところだ!」「何?修理もできるのか」「おー、いろいろのっているな」「・・・そうだ、このカケを四つカケにしたらどう、前に使っていたカケだし、違和感はないのでは?」「よしっ、変更依頼のメールだ!キタ━(゚∀゚)━!!」そして征矢弓具製作所とのやり取りをした後、三つ改四つカケへ変更へと進みました。(保存状態の悪さが恥ずかしいながら、その状況については、征矢弓具製作所のブログを見てください)そして、出来てきたカケが写真のカケです。


 

2007.07.21 カケの悩み

カケは「かけがえのないもの・・・」


 技術的に停滞している閉塞感から、自分への技術的な要求より、道具へ要求が行っています( ̄ー ̄)ニヤリ。無争カケがいいカケであるとは思っています。大離れに特化したカケですし。


 無争カケへの疑問というより、これからも三つカケを使い続けるべきか?という疑問にぶち当たりました。全日本弓道大会範士の演武を見ていても、四つカケの比率がずいぶん多い。ちなみに、四つカケで正面武射系の先生がとても多い。「やっぱり範士になるにはこれか?」(笑)などと笑いながら話していました。もちろん、鴨川前会長や奈良の吉本範士のように三つカケですばらしい射手もたくさん射ます。


 「強い弓を引くならば四つカケ」定説のように言われています。(三つで強弓引きもたくさんいますが)「より強い弓を引きたい・・・」という思い。そしてたいていの人に「流派東方不敗の引き方は三つではなく四つの引き方だね」といわれる現在の射型。これまで主たる指導者が四つカケユーザーだったからでしょうか。


 決定的なことが二つありました。まず、指導者から「駄目だったら三つにもどせばいいよ、まだ若いから。いろいろ試したら?ぼくなんか60前になって三つにもどしたよ」「え?四つから三つにもどした?」「戻して引けるんだ・・・、そうだよな、試した上での後悔なら納得できるな。」これでずいぶん気が楽になりました。


 次に、県内トップ選手にいろいろ意見を聞きました。この方からも「流派東方不敗の引き方は四つだもんなぁ~、試してみたら?四つから三つは1ヶ月で慣れるよ!」そうなんだ・・・。「三つカケが四つカケより楽なのは、支える指が増えるからだけではないよ。指を動かせばわかるけど、使う筋肉も当然増えるからだよ」よっしゃ~~。納得がいったからもう迷わないぞ!四つカケへ突進だ~~。「あ、それから四つカケは“離れ”を出すのが難しいからね。あ、流派東方不敗は超早気だから、心配ないか」(笑)そうです、私は会は作らない(作れない)主義だから丁度いいかも・・・。


 よう~し、やるぞ「四つカケ」、これで25キロに挑戦だ(笑)。このときのために用意していたスーパーウェポンを出すときがきたぞ。そしてスーパーウェポンを実戦配備することになったのです!!(次回へ続く)

2007.07.18 無争カケ


 無争カケです。三つカケで別撰のほうです。極上品は燻されて赤茶色になります。特徴は、中ったら、「カケがいいねぇ~」。中らなかったら「難しいカケだねぇ~」とのコメントをいただけます。(笑)


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 冗談はさておき、作り手の岡崎範士の射を見るとしびれます・・・かなり。毎年、全日本弓道大会で引かれる姿を楽しみにしています。      長~(15秒位)~い会と鋭い離れ、すごい矢息。素晴らしい!!


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 このカケ、使い方、理論をホームページに掲載してあり、印刷して何度も何度も読みました。そしてわからないてことは直接電話してお尋ねもして見ました。岡崎範士はお忙しいのでなかなかおいでになりませんが、おいでになれば本当に詳しく、よくわかるようごに説明いただけます。昭和61年頃の弓道誌に先生が連載されていたのも繰り返し読んで、理解を深めようと努力しました。 


 とある講習会で、某範士に「無争カケの使い方を間違っとる!カケが泣く」といわれ「え?」それで、教えていただきましたはぃ。


①親指の付け根で弦を押さえる


②2指は握らず柔らかく乗せる


③大三で軽く捻る。(親指の腹を脇正面に)


④そのまま捻らず会へ


⑤離れは的の反対側に親指をそのまま引き抜く!


 こんな感じでしょうか、正確に理解できてるのかな~。しかし、この日は本来の無争カケのスパッと豪快な離れができました、気持ちよかったなぁ~。できるじゃん(人頼み)!


 無争カケの皮、「キョン」という鹿の一種で作られていますが、見たことありますか?


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 こんな普通の鹿よりは幾分か小さい、動物園で見てると愛くるしい生き物です。「これが無争カケに!」と思うと心苦しいところもあります。ぜひ一度動物園で見てください。かわいいキョンのせいもあって(笑)、皮は非常にきめ細かいものです。


 


 

2007.07.18 弓道場

 流派東方不敗のホームグランドです。京都の武道センターを少し小さくしたような感じで、初めて武道センターに行った時、射場の感じがあまりにも似ているので驚きました。競技規則の180cmですと、6的くらいになります。非常に使い勝手のいい道場で、地方審査も開催されています。


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 ここの道場は「人に厳しく、自分に優しく」がモットーで(笑)変なことをしているとあちこちから「いかん!」と声が飛んできて手抜きができません。ただ、「この道場は私が作った」とか「このクラブは私が作った」(藁)という人がたくさんいて、これはなんだかなと思います。悪い人たちではなく非常に真摯に弓道に取り組んでいますが・・・。 


  非常に珍しいと思うのですが、たくさんの流派が入り混じっています。日弓連流、日置流印西派(岡山日置当流)、日置流印西派浦上系(適当な呼称はわかりませんが3分の2を取ります。)、正面本多系、など様々です。ここには、師範代みたいな人がいなくて、指導が交錯することもあり、教わるほうもコツが必要です。


 それを差し置いても廉価な値段で年末年始以外は休みもなく使えます。普段思う存分使えますので、いいですね。皆がここで弓を引けて良かったといえる道場、クラブにしていきたいです。市内の高校にたくさん弓道部があるにも関わらず、一般での弓に結びつかないのが悩みの種ですが、何とかして高校生に一般の弓の楽しさを伝えて続けてもらいたいですね。


 

流派東方不敗とF1の話です。


 流派東方不敗が幼少の頃に「サーキットの狼」を読んだり、「グランプリの鷹」が放映され幼心にF1ってのはすごいというのはおぼろげながら知っていました。


 F1を初めて生でみたのはちょっと遅くて、'92年鈴鹿です。第二期ホンダ最後の3.5ℓV12の年,中島悟最後の年でした。前座のF3ではマッチや“ドリキン”が走っていましたね。当時ヘアピンの自由席、松の木の枝にしがみついてF1を見ました。あのときの感動は忘れられません。


 F1の魅力は音、スピード、迫力ですがなんと言っても音!!3ℓや今の2.4ℓとは比べ物になら無いくらい重低音から高音まで効いていました。今でもあの鼓膜が震えるあの感覚がなんともいえませんが。当時、サーキットに行ってすぐにフェラーリ、ヤマハ、ルノー、フォード、ホンダと音が聞き分けることができるようになりました。ヤマハの音が一番良かったな~~。サソル・ジョーダン・ヤマハって覚えてます?しかし、このF1見学がまさか、この後10年以上続くことになろうとは!!そしてF1と弓道との関係はいかに?それはまたおいおいということで・・・。


 今週はスパの合同テストが終わり、ニュル・ブルですね、今年はトップチーム内でもバトルがあっていいなあ~。忠実なNO.2なんかいらないぜぇ~。


 

2007.07.15 永野一萃

永野一萃弓


 肥後三郎弓と並んで、ポピュラーな弓ではないでしょうか。中にカーボンが入っていて弓型は変わりにくく常に扱いやすい弓です。遠的選手権などに行くと竹弓が出場要件ですから、この弓ばかりですね。矢息も弦音もいいし、弓の返りも早いし。


                 永野一萃


 これは若干古いタイプの永野一萃弓で、内竹が黒っぽい格好のいい弓でお気に入りですが、現在は販売されていません。この弓は「特 永野一萃」ですが、「特作 永野一萃」になると自分がいきなり上手くなったかような錯覚に陥るほどの弦音をかもし出します。特に大阿蘇弦との相性は抜群ですね、道場に甲高い弦音が響きわたります。そうなると、「吟翠ってどんなにいいんだろ」と考えてしまいます。欲しいが高いなぁ~。


 永野一萃弓、弦を外すとグラス弓のような成りになります。カーボン入りの弓はあまり裏反りを入れないのがほんとらしいですが。カーボンが入っていてなんで弓力が落ちるんだろう?これは不思議に思います。


 永野一萃師、非常に丁寧な弓師さんだと思います。質問をしても細かく答えてくださいますし、ホームページでも詳細な説明をしていただけます。道場にて弓の取り扱いのノウハウを十分に指導いただけない弓引きにはありがたい存在です。恥ずかしい話ですが、弓のことをあまりにも知りませんのでよ~く勉強しないといい弓が台無しになりますね。



2007.07.14 肥後三郎



 流派東方不敗の道具についてお知らせしたいと思います。


 いわずと知れた、天下の名弓です。これは名工の誉れ高い先代「松永重児」師作のニベ弓です。このような名工の後を継ぐ人は先代と作品レベルが並んでも世間では「並んだ」とは見てくれません。先代を超えるレベルになって初めて「並んだ」と言われますから、大変ですね。当代の重昌師が「まだ満足できる弓は一張りもない」とおっしゃるのはそんなところもあるのでしょうか。


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 さて、この肥後三郎弓、今はとても残念な状態にあり、引けません。出木はやっと直ったのですが、胴が抜けて肥後三郎らしからぬ弓型になっています。これまでいろんなことをしてみたのですが、直りません。はぁ~


 流派東方不敗が練習している道場でもたくさんの人が使っていますが、弓具店から手元にきての手入れなのか、射手村のとり方が悪いのか・・・。しっかりした型の肥後三郎らしい弓を見ることは少ないですね。私のような下手糞が育てるのは難しいのかな。


 NHK「弓ひとすじ」で人気にさらに拍車がかかったようで入手困難になってきています。幸いわが道場は熊本の高橋弓具老舗が毎月来てくれていますので、すこ~~~し(笑)時間がかかりますが、いいものが手に入ります。弦音や矢息には惚れ惚れします。


肥後三郎弓