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征矢弽をいよいよ引いて貰うことになりました。
高校の時に購入したペナペナな(笑)弽しか使ったことがなく、
弽を変えるのがはじめてですから「怖い」・・・当然ですよね。
征矢さんの説明書には最初のうちギリ粉を使わないようにと書いています。
サイズが合わないなど不具合の場合にギリ粉をつけて使うと返品に支障が出るといううことで。
蛇足ですが、征矢さんから送ってきた「~ご使用に際して~」を読みましたが、
「難しい世の中になったなぁ~」が正直な感想です。
ここまで阿呆なことを言って来る
ユーザーがいるのか。。。おそらく、これは直販化の影響で、これまではそのクレームというか
難癖というかを弓具店が受けていたものだと思います。
 そして、間に入って説明・指導してくれる正しい理解力のある人が激減したのでしょうね。

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それはさておき、新弽使用開始です。
最初は暴発の起こらないよう細心の注意が必要です。
いつもよりがっちり目の中仕掛けとして、弽で筈を押し出さないよう
要注意です。
最初巻藁に向かい大三で2~3本離して貰いました。やはり怖いという・・・。
その後、巻藁で目一杯引いて貰いました。前の弽の引き方の癖が出ている
のと、力んで手繰っていますが、そこまで悪くは無いので、
恐怖感を払拭するのが優先です。
「大丈夫、しっかり引けているよ」
 本人たちは相当に違和感を感じていますが、直ぐに慣れてきます。
慣れてきたら、前の弽の引き方の癖を修正していけばよいので。
一週間もしたら、以前に増して鋭い離れが出るようになって来ました。
そして、彼女たちが練習に来ると燻臭が道場に漂う・・・
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「家に帰ってから、ゆっくり眺めて楽しみます」
「よく見せて」、と半ば無理やり閲覧会を始めました。
セミオーダーですが、征矢弓具製作所のトップブランド「征矢」です。
さすがに見た目が違います。手が小さいため、やや小ぶりな弽です。
やや濃い目のこげ茶色で適度な燻しカラー。
そして、漂ってくる燻し匂い・・・、至福のときです
                                     IMG_1314.jpg
広げていくき、よく見ていくと、革のきめ細かさとしっかり感はよくわかります。見れば見るほど匂ってくるし
また、縫製というか刺繍が丁寧です。そのため、弽の高級感が出ています。
二人に挿して貰って、親指、親指と人差し指の間の股、人差し指・中指の詰まり感を確認です。
セミオーダーがどのくらいのフィット感なのかわかりませんが、二人ともぴったりサイズだったようです。
取り懸けの形をとって貰いましたが、人差し指の第一・第二間接の
弛みもなくばっちりでした。

「せっかくなので、早速使ってみようよ」とけしかけました。
高校を卒業して、何年かブランクがあって復帰した二人娘がいます。
復帰後の弓道が楽しいようで、毎日のように道場に練習に来ますので「部活コンビ」と呼んでいます。
 二人とも高校生の時の安い弽を使っていますので、革はクタクタで弦溝もぼろぼろ…。
それで二人とも「買い換えたい」と相談を受けました。
高校生の弽から一般の弽にスイッチするのは、コスト面でも技術面でも難しいですね。
 高校生の弽は2年ほどで使い切ることを念頭に2万円程度。
一般になると長い期間使うことを視野にいれて、良い革の弽を選択します。
そして、曲者なのが高い弽ほど控革が分厚く、硬くなりがちです。
その控革の厚い硬い弽を使いこなすが大変です。
高校時代と違って矢数も減るし、高校時代の弽の引き方に慣れているため、
違和感を相当抱えながら弓を引くことになります。
 「弽を買いたい」と相談を受けましたが、「チャンスが来るまでちょっと待ってて」といいまました。
そしたら来ましたよ、大きな波が。
そう、征矢弓具製作所の「ソフトバンク優勝セール」の開催です。
よし、チャンスだ!とは思いましたが、抽選のオーダーでは二人とも当選するわけもなく、
日和って無難にセミオーダー征矢弽にすることにしました。
それでも20%割引は破格です。通常より2ランク上の弽が購入できます。
よって、二人には迷わず最上級「征矢」ブランドをお勧めし、注文しました。
ソフトバンク優勝セールは相当な盛況でしたので、
少し納品に時間はかかりましたが、誤差の範囲です。
 納品は桐箱、縮緬の袱紗、弽袋入りで届きました。

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二人に弓道場に来るように伝え、来てもらいましたが・・・。
二人のリアクションがテンションだだ上がりで相当面白かったです。
 まずは、桐箱を周りから眺めて、においをかいだり、さすったり
「弽からやないんかい!」
と突っ込みを入れられないほど桐箱を触っていました。
そして縮緬の袱紗をさわり、「気持ちいい!」と触り、弽袋を「かわいいといって触り…
気持ちはわかる!
そして弽をさっさとしまおうとしていました。いやいやちょっと待ってよ。
さて、ようやく道場に持ってくることができました。
流派東方不敗の誂えと比較します。新品のカケと並べると、すっかり誂えも古くなった気がします。
しかし、今回の束離は燻革ではないため、芳しい香りがなくノンスメルです。そこはさびしいです。

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 並べてみると流石に、誂えですね。革の質から、縫製から、指した感じもまるで違います。しかし、そこは今回のポイントではないので、次に行きます。
 カラーリングです。
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 白は流石に映えますね。これは公式の場に行けばかな~~り目立つこと請け合いです。美しいままにしておくにはちょっと手入れが必要でしょうか。

続いて特徴の帽子です。
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前の写真で見ると、誂えに比べ随分湾曲しています。また、細く先鋭化している。これは触れ込みどおりです。取り掛けの角度も少し変わるのかな?そのあたりは引いてからのお楽しみです。細さは引きながらどう感じとれるのでしょうか。

さて、弦道です。
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当たり前ですが、Type-Rと印が押されています。よく目立つ帽子の形もとんがり帽子になっていますね。弦道は柔らかくなく、シャープな感じに見えます。どういった加工をしているのでしょうか。

 白は膨張色なので、鋭さを表現するには難しいかもしれません。しかし存在感と気品や切れ味のするどい離れが出ればより書くが高く見えそう・・・・な気がします。
 なじんでうまくいけば、誂えType-R なんてできるのでしょうかね・・・。
 


 
 征矢弓具製作所から、束離に機能を向上させた特別モデルとして「Type R」が限定発売されていた。
 タイプRは、従来の束離に対して20%先鋭/薄肉化した帽子を使用。
とりかけのよさを向上させつつ、鋭い離れが出るように弦道も科学的に分析、弦のかかる角度を緻密に計算し特別に加工を加えています。「中てること」に重点を置いた「スポーツ」モデルです。

 ということらしい。
まとめると、
○20%先鋭/薄肉化した帽子を使用
○弦道の特製化
○赤ステッチ等特別色糸の使用
○腹革/捻り革/元紐/副指/ち(乳) 赤色化
○「Type R」印

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Type-Rといえば、ホワイトボディに赤が映えるインテRやシビックRを思い出します。
しかし、このホワイトがベースで赤は格好いいなぁ。しかし、人前で引くには勇気が要るなぁ~、と考えていました。
束離なら安いし・・・。
 20%削った帽子と、特製弦道にも興味が惹かれますし・・・。30%だとシャアモデルか?
などと征矢さんのFBやブログを拝見していました。
 しかたがない注文して使ってみよう、次期誂えの布石だ!!