さて、ようやく道場に持ってくることができました。
流派東方不敗の誂えと比較します。新品のカケと並べると、すっかり誂えも古くなった気がします。
しかし、今回の束離は燻革ではないため、芳しい香りがなくノンスメルです。そこはさびしいです。

H280605006.jpg
 並べてみると流石に、誂えですね。革の質から、縫製から、指した感じもまるで違います。しかし、そこは今回のポイントではないので、次に行きます。
 カラーリングです。
                                       H280605007.jpg
 白は流石に映えますね。これは公式の場に行けばかな~~り目立つこと請け合いです。美しいままにしておくにはちょっと手入れが必要でしょうか。

続いて特徴の帽子です。
                            H280605008.jpg
前の写真で見ると、誂えに比べ随分湾曲しています。また、細く先鋭化している。これは触れ込みどおりです。取り掛けの角度も少し変わるのかな?そのあたりは引いてからのお楽しみです。細さは引きながらどう感じとれるのでしょうか。

さて、弦道です。
H280605009.jpg
当たり前ですが、Type-Rと印が押されています。よく目立つ帽子の形もとんがり帽子になっていますね。弦道は柔らかくなく、シャープな感じに見えます。どういった加工をしているのでしょうか。

 白は膨張色なので、鋭さを表現するには難しいかもしれません。しかし存在感と気品や切れ味のするどい離れが出ればより書くが高く見えそう・・・・な気がします。
 なじんでうまくいけば、誂えType-R なんてできるのでしょうかね・・・。
 


 
スポンサーサイト
 征矢弓具製作所から、束離に機能を向上させた特別モデルとして「Type R」が限定発売されていた。
 タイプRは、従来の束離に対して20%先鋭/薄肉化した帽子を使用。
とりかけのよさを向上させつつ、鋭い離れが出るように弦道も科学的に分析、弦のかかる角度を緻密に計算し特別に加工を加えています。「中てること」に重点を置いた「スポーツ」モデルです。

 ということらしい。
まとめると、
○20%先鋭/薄肉化した帽子を使用
○弦道の特製化
○赤ステッチ等特別色糸の使用
○腹革/捻り革/元紐/副指/ち(乳) 赤色化
○「Type R」印

                               IMG_5761.jpg

Type-Rといえば、ホワイトボディに赤が映えるインテRやシビックRを思い出します。
しかし、このホワイトがベースで赤は格好いいなぁ。しかし、人前で引くには勇気が要るなぁ~、と考えていました。
束離なら安いし・・・。
 20%削った帽子と、特製弦道にも興味が惹かれますし・・・。30%だとシャアモデルか?
などと征矢さんのFBやブログを拝見していました。
 しかたがない注文して使ってみよう、次期誂えの布石だ!!


 
 Y博士に連れられて、岡山市内の閑静な住宅街にある加藤弓工店を訪問しました。
愛知県のカケ師の加藤弓具店とは違います。念のため
 播磨師のところで修業され、弓師として独立された新進気鋭の加藤さんです。住宅の離れのようなところが工房で、コンパクトにまとめられ、全てに手が届くところ炉で一張り一張り丁寧に打っている様子が伺われます。
 Y博士の弓も拝見しておりましたが、周りの人に引いてもらい、弓引きからの意見を聞いて、自分の感覚と併せながら弓作りを進めているようです。現在の銘は「真康」。これから長銘も展開していく予定だそうです。
                                 kato-01.jpg
 現状弓のシリーズは竹は岡山産、側木が桜で作られているようで、側木の櫨もこれから取り組んでいくようです。加藤さんが弓作りに納得した形で弓をお届けしたいそうです。お話をしましたが、非常に穏やかでインテリジェンスの高い方とお見受けしました。
 それでは、次回は「真康」(さだやす)弓のレビューです。
 毎年のように言われていました、麻弦「雲仙弦」がついに製造終了となるようです。山武弓具店のHPにも掲載されていますが、複数の弓具店でもお聞きしています。
 「雲仙弦」は柔らかく、太目の弦です。季節によってくすねの量などを調整して季節にマッチした弦を使うことができます。師匠は甲高い弦音を出していますが、流派東方不敗は乾いた低い弦音しか出せません。弦輪付近に補強用の合成弦が入っています。
                               
                                   120224 003

 雲仙弦には別作と普通?のがあるのですが、違いがよく分かりません。流派東方不敗は主に右側の雲仙弦を使いますが、納品されたときは綺麗な飴色をしていて、惚れ惚れします。使わずに保管しておくと、酸化するのか?色が変わってきます。
 残念ながら、世の中の流れで麻弦を使う人が減少の一途をたどり、麻弦の需要が減ってきたため、なのでしょう。流派東方不敗ももっと切ればよかった永野一翠のHPにも麻弦を使えと書いていますしね。
 これで麻弦の選択肢は、「桂」、「谷口」、「神武」、「富士」、「春風」というところでしょうか。流派東方不敗は出きる限り麻弦を使い続けたいですが、将来に不安を覚えます。
 前回の記事の提言のように、麻弦を使うことを推奨していただきたいですね。

【注意】
後日確認しましたところ、雲仙さんは引き続き麻弦を製作し続けていただけることになったそうです。
 
 
最近、カーボン矢の選択肢が広がってきています。
イーストンミズノの商品開発のスピードが速く、特に後発のミズノのカーボン矢はかなりバリエーションを広げてきています。
流派東方不敗としましては、遠的矢でしか使うことはないのですが、カーボンの表皮に「竹」のような模様をつけたり、太さ、薄さを大幅に変えたり、幅広いユーザーをターゲットにしているようです。
 表皮に「竹」はどういった層がターゲットなのかは分かりませんが・・・。
... 続きを読む