弓の末弭、本弭を見てみましょう。
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もちろん上作と並作相当の弓ですから、変わりはありません。
これは肥後三郎弓や松永重宣弓との違いがあるようです。
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とはいえ、やはり松永重宣弓系ですね。角をあまり切り落とさずに立てています。
肥後三郎弓毛糸の違いはどういう理由なのか?そこは謎です。
ただ、鼻の長さは昔の弓に比べて長くなっています。これは何か秘密があるのでしょうか?
 
本弭です。
ピンボケ気味ですが、丁寧な作業は刃の後でわかりますね。
松永系の末弭本弭は形が穏やかで、どの弦もかけやすい形状です。
こなれてきたら、日の輪も月の輪もできる限り締めるように、弦をかけたいですね。
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早く育て行きたいですが、まだまだ時間が取れません・・・
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佳也弓の成りを見てみましょう。
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これは重宣一門の成りと言って良いでしょう。
重宣一門の成りといえば、カモメ型ですね。
肥後三郎弓は下成りが立っている弓が多めですが、そこが異なりますね。
 ただ、同じ時期に製作されたであろう佳也弓ですが、気持ち成りが異なります。
左の佳也は上成が立って強くなっています。右の佳也は本当にカモメ型で上下の
成りが均等に広がっています。
重宣一門の典型的な弓の成りになります。やさしい感じですね。
だからといって、上成りが強い佳也弓が無いのか?といえば結構よく見かけます。
ちなみに上成りが強い佳也弓で上成りが弱くなったものを周りで見たことはありません。
 どちらが本命の成りなのでしょうか?私は上下とも均等なカーブを描いている成りが好きですが。
 そして、やはり持つと軽い弓です。ハゼの脂分の少なさからくる軽さと重心の良さからくる
感覚的な軽さを両立しているのでしょうか?
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偶然手に入った松永佳也弓。
先にお話していましたとおり、入手困難品なので、見つけたら悩まず購入しないと
悩んでいるうちに売れてしまいます。特に男性の強い弓は本当に出会わないですね。
さて、櫨仕様の佳也弓の比較です。
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末弭の関板ですが、特にお互い変わりありません。重宣弓、健太弓とも違いが感じ取れません。
当たり前か・・・。同じグループの弓ですからね。
 関板は高め、分厚めで、内竹が関板の中まで伸びています。これは首折れ防止と聞いています。
本来特許(実用新案とか)が取れる代物ですが、技術をオープンにしているようですね。
そして、関板の角は斜めに段ができるように切っています。この高めの関板と段のおかげで弦音が出る
という話です。ちなみに肥後三郎は関板低いですよね。
弦が先に関板にあたり、反動で姫反り付近を強く打つ仕掛けですね。
この関板、結構な重さになります。ちなみに流派東方不敗の重宣弓の関板はハザマチューンによって低く削られています。
が、削った後の方が、格段に弦音は良くなりました
一概に関板を削って軽くなったからよくなるのではなく、チューンのトータルバランスであろうかとは思いますが・・・
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最近思うのですが、関板って、軽いほうが弓の納まり=冴えがよいのでは?と思います。
重たい物が弓の端に来るのは、効率が悪いような・・・。
ただ、弓師によって関板は大きく異なります。最近の弓道は弦音をかなり要求されますので、
腕の見せ所、苦労のしどころなのだと思います。ある弓師さんは関板の中に空洞を作り、
音を反響させるようにしていますし。一翠や吟翠のように関板を大きく、重くして形状もかなり
変わったものにしている場合もありますし。
 本弭ですが、こちらは特に目だったところはなく、オーソドックスです。櫨はきれいですね。
魚マーク付が上作ですが、素材が違うのかは見た目では良くわかりません。
籤数は違うと聞いていますが、竹や櫨の吟味から違うのかしら・・・・。
重宣師もそうですが、佳也師も煤竹の弓は作られないのですね。
2017.09.04 渡邊健太弓
すっかり更新できない時期が続いていましたが、取って置きのネタがありました。

松永重宣師の弟子渡邊健太さんの芯入り弓がデビューです。
これまで3枚打の弓で修業をされていましたが、ついに芯入りに進みましたね。
側木は3本芯です。弓の成りは松永重宣系でカモメ型です。見ていて惚れ惚れするような成りです。
しかも、持ったら軽い・・・。ちょうど6分の弓でしたが、それを感じさせない重さでした。
不足気味の松永グループの新星がついに桧舞台に出てきました。
現在は6万弱、非常にお求め安い価格です。まぁ、手に入るかどうかは別として。
早く量産体制になってもらいたいものです。
今年の京都大会では、ついに?これまで初めて、ハザマ師匠のお弟子さんの弓が販売されていました。
ハザマ師匠の弓「播磨竹禅」でも販売されているのは稀少中の稀少
そのお弟子さん(一門?)適当な言い方が、わかりませんが、それが二人も販売されていました。
一人は 「雅清」 赤穂の弓師さん
もう一人は「真康」岡山の弓師さん
一気にお二人です。「真康」さんの弓は何度か見たことがありますが、「雅清」さんの弓は初めて拝見しました。
どちらも共通しているのは、側木は桜、仕上げがとてもきれいなことです。
いずれも、岡山の鷲見弓具さんにこっそり(笑)おかれていましたが、いずれ師匠を超える弓師になられるのでしょうか。

 ハザマ師匠のところでは、今若い弓師が二人修業されています。
二人とも、なんと四国です。将来、四国で弓師として、独立されるのでしょうか。
 全国的に層が薄めの中四国から若手の弓師が誕生しつつあるのは楽しみが膨らみます。
競技者を増やして、竹弓に興味を持つ人を増やしていかないと、弓道具を造っていただいている人も、どんどん減ってしまうことになります。
 私たち使い手も、いろんな面で努力しないといけませんね。