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大学弓道部設立といっても、設備や部の運営など問題は山積です。
弓道場を建設するとなると、大学の競技会で男子は6人編成。
ということは6人立の道場でないと対外試合ができません。
彼らからも道場建設の相談を受けましたが、当面オファーしない方がよいと伝えました。
もちろん、大学側から打診があれば、「要らない」とは言わないことと言いましたが・・・。
 現状であまり積極的に建設要望を進めないで、と言ったのには理由があります。
部の構成を見ると経験者は2名。活動形態は週に2回、2時間の練習です。
これであと8名の初心者を育成していきます。
 その中で道場を持つとどうなるか・・・。経験者は的貼り、安土直し、など道場の運営整備。
技術的には初心者の指導など、弓道場に来ても、弓を引くことにはならない状況になります。
それはそれで楽しいかもしれませんが、本来の弓道、的に向いて矢を飛ばすことは遠ざかって
しまう。
 よって、彼らが3年生になる時に道場があればいいな、という感覚で求めていくよう話しました。
①初心者の面倒は基本、流派東方不敗と経験者で指導します。
初心者の練習時間を短めにして、残りは体力トレーニングを行う。
②残った時間で経験者が引いて、流派東方不敗が射技指導をする。
指導にはクラブの皆さんの協力を仰ぎ、初心者教室に参加する。
そういった練習形態で進めることにしました。
 人の世話をするためだけに弓道場に通うのは生産的ではありません。
特に卒業まで時間の限られた学生であれば尚更です。
 目標大学を卒業して、地元やどこかで弓を引いても
「ああ、基本的なことは学んできたのね」
と思われる弓引きの育成です。
 国体や競技力の高いものを目指す場合、指導者を交替しなくては
なりません・・・。流派東方不敗にはその技量はありませんから
 よちよち歩きで何もない中で、クラブの皆さんの協力をいただきながら
スタートすることになりました。
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部活動で使用する道具についても基本オーソドックスなものにしたいと考えました。
経験者はこれまで使っていたものを使うことを基本線として。
衣装ですが、大学の部活動であれば、色つきの道着や袴などもありますが、
コストを考えると道着白、袴黒が良い、女子はこれからのことを考えて
馬乗り袴で通すことにしました。
 道着も白といっても、いろんな素材がありますし、
袴もテトロンや木綿っぽいのもあります。
練習着はともかく、公式用のものは揃えて、道着にマーク等入れたほうが
部活動らしいということで、マークやロゴは後日部員で選定することにしました。
女子の胸当ては黒でメッシュではなく、着用も水流れとし、
女子もきちんと帯と着用することにしました。
 弓具では、弓、矢、カケ、弦は同じ銘柄のものを使うことにしました。
理由は指導上の管理がしやすいからです。
ある程度弓技水準が上がるまでは同じ銘柄の道具を使い、
弓技水準が上がったのちに、例えば固目の弦を使う、
四つカケを使うなど勧めていくことにしました。
 弓具は高額で全員分揃えていくことは大変です。
特に初心者用の弓は、短い時間しか使用しませんので、
必要なものではありますが、備品として揃えるには経費の面で辛いですね。
弓道部を設立しようとすると、弓具の面だけでもかなり費用がかかりますね。
ゆっくり揃えていこうということになりました。
前回お知らせしたとおり、大学弓道部の立ち上げにコミットすることになりました。
整理しておかないといけない問題はたくさんあります。
学内の問題は顧問の教授と相談いただかなくてはなりません。
今回、先生は弓道未経験者でしたので、運営相談は教授、
弓を引くことは流派東方不敗と分担を分けることになりました。
教授も「お時間が出来れば、弓道いかがでしょうか・・・。」ということで
弓を引くことに特化できましたので、問題を整理しやすくなりました。

その中でも
1 射技について
2 道具について
はよく考えておかなくてはなりません。

1 射技については、初心者は全弓連流とし、正面打ち起し礼射系を基本としました。
経験者は高校の時の流派そのままで良いとしています。
斜面から正面に変えても良いとも伝えて、選択は任せています。
 学生時代に斜面打ち起しで弓道をしていたが、正面打ち起しに変更した
という例をよく聞きます。社会人に指導者が見当たらないから、
というのが大きな理由だそうです。
 幸い、流派東方不敗の道場には、印西派、印西派浦上系、紀州竹林
などいますので、正しい指導が出来るかどうかは別として、まぁまぁ対応できます。
正面礼射系で弓を引いていれば、卒業後、どこに行ってもそれなりには
対応できるかなと思います。
 流派弓道を習っていて、将来地元に戻り就職するつもりとか、地元に指導者が
いるため、定期的に指導を受ける機会がある
などの場合は無理をして引き方を変えることは
無いと思います。そのため、習ったことを詳しく聞き取り、習っていることが反復でき、
技術的に向上できるようになればよいなあと思っています。
ひょんなきっかけから大学の弓道部の立ち上げに参画することになりました。
きっかけは同じ職場の後輩に、大学生1年生が
「弓道をやりたいが、大学に弓道場がない。
どうしたらいいでしょう」

と相談を持ちかけたことからです。
 職場で「うちで弓道といえば、流派東方不敗先輩ですね
そのように繋がるのが正しいかどうかは別として、相談に乗ることになりました。
 新入生が、弓道をしたいが部活が無い。学内に弓道場も無い中で、
それでも「弓を引きたい」、この希望には応えていかないといけませんよね。
・・・というわけで、うちのクラブの入会方法等を文書にしてお渡ししました。
学内で行われる部活動と違って学生が一般の弓道場に来るのはかな~り敷居が高いですからね。
 それから、何度か彼らに説明と打合せを重ねて、問題点や決めておかなくては
ならないことなどを話し合いました。
 それでも話し合う中で、納得した上でスタートしたほうが良いこと、決めておいたほうが
良いことはかなりたくさんありました。
今回の初心者弓道教室は終了直後に市の競技会と審査会が二週連続で
ある展開でした。そのため、それぞれ希望のほうに参加してもらうことにしました。
 経験者は競技会と審査会。未経験者は審査会には間に合わないので、競技会に参加。
ということで、教室終了後フォローアップとして週二回練習日を設けました。
 その日の前半で射技指導、後半で競技の間合いか審査の間合いを練習します。
経験の少ない人には混乱を招く練習ですが、時間が有りません。
整理して、これは競技の間合い、今からは審査の間合いと説明しても混乱しますが・・・。
 それでも、順調にこなしてもらい、
審査会では経験者チームの中から3名受審で
3名とも合格

競技会では好成績は残せませんでしたが、競技役員のお手伝いもこなし、無事終えることが出来ました。

それぞれ聞いてみますと、
「とても緊張した!」
「高校生の時にこんなに緊張してたのだろうか?」
「年に一度はここで開催されるので審査を受けようかな」
などと感想をいただきました。

競技会や審査会が日曜日に開催されるといっても
やり繰りしないと出てくることはできません。
 そこで無理をすると、折角帰ってきた弓道の世界がまた
遠のいてしまいます
。そうなると、もう二度と戻ることは
無いでしょう。
 改めてですが、弓道は職業ではなく、弓道をすることで物質的に
豊かになることはありません。家庭(単身であっても)があって、
仕事があってその中で余暇の時間が取れる人が同じ趣味で
時間を共有する
というこだと思います。
そこで、競技思考の人、審査思考の人、健康増進思考の人など等
それぞれにあった弓道との付き合い方を選んでいく。
そこで弓道を通じて精神的な豊かさを養うのかなぁと
私が若いときには価値観や取り組みを強要されたので、
それはないように「啐啄同時」を心掛けたいと思います。

 初心者教室生が無理をせず、それぞれのペースで
末永く弓道を続けることが出来ることを祈っています。