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今回の初心者弓道教室は終了直後に市の競技会と審査会が二週連続で
ある展開でした。そのため、それぞれ希望のほうに参加してもらうことにしました。
 経験者は競技会と審査会。未経験者は審査会には間に合わないので、競技会に参加。
ということで、教室終了後フォローアップとして週二回練習日を設けました。
 その日の前半で射技指導、後半で競技の間合いか審査の間合いを練習します。
経験の少ない人には混乱を招く練習ですが、時間が有りません。
整理して、これは競技の間合い、今からは審査の間合いと説明しても混乱しますが・・・。
 それでも、順調にこなしてもらい、
審査会では経験者チームの中から3名受審で
3名とも合格

競技会では好成績は残せませんでしたが、競技役員のお手伝いもこなし、無事終えることが出来ました。

それぞれ聞いてみますと、
「とても緊張した!」
「高校生の時にこんなに緊張してたのだろうか?」
「年に一度はここで開催されるので審査を受けようかな」
などと感想をいただきました。

競技会や審査会が日曜日に開催されるといっても
やり繰りしないと出てくることはできません。
 そこで無理をすると、折角帰ってきた弓道の世界がまた
遠のいてしまいます
。そうなると、もう二度と戻ることは
無いでしょう。
 改めてですが、弓道は職業ではなく、弓道をすることで物質的に
豊かになることはありません。家庭(単身であっても)があって、
仕事があってその中で余暇の時間が取れる人が同じ趣味で
時間を共有する
というこだと思います。
そこで、競技思考の人、審査思考の人、健康増進思考の人など等
それぞれにあった弓道との付き合い方を選んでいく。
そこで弓道を通じて精神的な豊かさを養うのかなぁと
私が若いときには価値観や取り組みを強要されたので、
それはないように「啐啄同時」を心掛けたいと思います。

 初心者教室生が無理をせず、それぞれのペースで
末永く弓道を続けることが出来ることを祈っています。
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今回の教室も、講師陣は若手主体でした。
弓道のオンーズンに実施しましたので、労力はかなりのものであったと思います。
次回からオフシーズンに開催し、じっくりと自分の弓も引いた上で
教室講師陣として従事していただくほうが良いかもしれないと思いました
 講師陣は「講師」、「補助講師」、「補助員」として、
各組に講師1名、補助講師1名、補助員1名で指導に当たりました。
基本段位順に振り分けました。それは、段位が上のほうが必ずしも
指導力があるというわけではない
のですが、地方審査委員を努めているとか、
各種講習会を受講しているとか、ある程度スケールの大きい大会に
参加・運営しているとかの頻度が高いためです。
特に講習会受講経験は、今どういうことを求められているか
ということを知りうる貴重な機会であるため時流を掴んだ指導が
出来やすいというメリットがあります。その人たちを「講師」としました。
四~五段、称号者で講習会を受けていない人たちを「補助講師」、
その他を「補助員」としました。
 それぞれ、先に紹介したテキストをしっかり読み込むようにお願いしたところです。
グループごとにローテーション制をとり、それでいて経験者班、未経験者班を
渡り歩くことにしました。そのため、指導の平準化に努め、とどこまで指導したか、
教室生がどこまで進捗したかの連絡ノートを作り、講師に引き継いでもらうようにしました。
そのため、講師が替わっても指導にふらつきが無く実施できました(´∀`*;)ゞ

教室を開催している間に講師陣は練習が出来ず、もやもやしたと思います
しかし、教室期間を終えると知識も動きも変わって来ていることが良く分かります
①それは3ヶ月も教本やテキストとにらめっこしてきたこと。
                         IMG_0619.jpg
②基礎の基礎を繰り返し繰り返し初心者に伝えてきたこと。
そして範示してきたこと。

講師陣も大きなステップアップを果たしており、知識・技術共に
向上していることは自身には分からないかもしれませんが_(:□ 」∠)_。。。
教室を開催する上で、受け入れる側の大きなメリットだと思いますね。
今回の教室は「経験者班」「未経験者班」の二つのグループに分けました。
それぞれ進捗は異なり、経験者班はどんどん的前で引く方へ進んでもらうようにしました。
1回の中で体配の時間は両方共通項目として、四姿勢八動作は一緒にやってもらいました。
なにせ、経験者とは言え、高校の時にしか弓道をやっていないため、
体配は簡潔にしか学んでいません。よって詳しく指導をしていきます。
特に最近言われる執り弓の姿勢についてはしつこいくらいお伝えしました
それから時々講師陣の審査の間合いを看取り稽古して、体配の重要性をお伝えしました。
受講生には定期的にレポートを頂きましたが、
「弓を引くまでにこんなに時間がかかるとは思わなかった」
「高校の時に教えて貰ったかな?ということがたくさんある」
「弓を引いていて考えたことが無かった、奥が深い」
などなど感想をいただきました。
教室の進捗の状況によって困るのが、超弱弓が大量に必要になること、
巻藁がたくさん必要になること。
このあたりの必要性が一過性のものなのですが、やりくりしきれないところがあります。
また、経験者でも弽を処分していたりするので、十分なものを用意できる
わけではありません。続きそうな人には順次声掛けをして、

①道着、②弽の順に購入して貰いました。
道着を着た時の皆さんの喜びようは見ていてこちらも嬉しくなります
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「もう、辞める事はできませんよ」(笑)といいますが、
早めに着方を覚えてもらう必要があります。そして練習のたびに道着を着用することで、
世俗から離れ、「弓道に来た」と気持ちの切り替えをするのも大事なことだと思います。
経験者は理解していただけるのですが、弽はあまり再々買い換える
ものではないため、早めの購入をお勧めしています。
「経験者」と「未経験者」を分けることで指導者は進捗管理が楽になるのと、
「未経験者」には目指すべき近い将来が目の前にいるわけで、到達点が分かり易くなります。

また、受講生が初めて中った時は全員で拍手するようにしています、
というか自然と拍手が起こります。班別に分かれているものの、
講師陣はいろんなところに目配りをしているということですね。
受講該当者に教室開催前に説明会を行いました。
弓道を始める上で、一番最初に伝えていないといけないことが二つあります。
それは、時間と費用の二つのコストについてです。

一つ目は、「一人で弓が引けるようになるには、
週2回の練習で6ヶ月以上かかること
」です。
未経験者のイメージではいきなり的を引いてポンポンと中る
ように思えますが、そうは行きませんよね(笑)。
危険防止が一番にやってきます。十分な練習をして、体力をつけて、
弓技が上がってこないと独り立ちは中々できません。
途中で事故があれば、最悪弓道場を使用できなくなる可能性もあるわけですから。
スケジュール観を示さないと、
「一体いつまでこの変な体操(徒手の八節)を続けるんだろう、面白くない!」
ということに成りかねません。
教室が3ヶ月、そこから合同練習を3ヶ月経て何とか一人で
引くことができるようになるでしょう。そこから完全に独り立ちは1年、
初段取得を一つの目安にしています。
ですから、「そのくらい時間はかかりますよ」、○o。(○゚ω゚)ノャァヽ(゚ω゚○)。o○
「落ち着いて取り組んでいきましょう」+゚。*(*´∀`*)*。゚+という紹介になります。

 二つ目は「衣装から始まる弓道具を全て揃えると、10万円程度費用がかかること」
①道着、袴、帯、足袋で12,000円位。②弽25,000円、③矢15,000円、④弓40,000円位。
⑤矢筒、弦巻他もろもろで100,000円は超えてしまいます。
kake.jpg   弓道具 001   CIMG1417.jpg

一度に購入するわけではないですが、①と②は教室終了後にたちまち必要になります。
必要性と購入時期を大まかにお知らせしていないと、
「壷を売る怪しい団体商法」みたいになりますから要注意です。

 この二つのコストをご理解いただいた上で参加しないと、
「弓道をしてみたい」と折角一生懸命時間を繰り合わせて教室に参加したのに、
弓道が続けられないということになってしまいます。
教室開催にあたり、市の広報と地元のタウン情報誌に教室開催をアナウンスしました。
それぞれ掲載されたものの当初リアクションがなく、
申込があるのだろうか?と不安になってきた頃に
ボチボチと問い合わせや申込が来はじめました。
途中からはどうやって断ろうかと・・・。
 問い合わせが多いのは義務教育生の受講可否でした。
ニーズはそれなりにあるのですが、残念ながらクラブには受け皿がありません。
また、学校教育の正課になっているにも関わらず、
我々の地域では正課教育で取り組んでいる小中学校は無く
残念の一言です。
このあたりは連盟として幅広く活動していかねばなりません・・・。
 申込者の傾向として女性が多いですね。大体男女比1:2になります。
これはずっと変わりません。
女性のほうが時間のやり繰りが利きやすいのかも知れません。
弓道と聞くと激しいスポーツのイメージはないので、
取っ掛かりやすいのかも知れませんね。
 若い人が長く弓道を続けられるというイメージがありますが、
結婚・出産などライフイベントで断念せざるを得なくなってしまうことが多いですね。

若い人の経験者をたくさん集めたら良い、と言われますが
「高校や大学卒業時になぜ弓道を離れる事になったのか?」
「今なぜ弓道を続けることができないのか?」
そこが解明できないと経験者が弓道場に戻ってくることは難しいと思います。
○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_
私の場合、帰郷して練習に行くと競射稽古ばかり強要されて、
それが嫌で嫌で仕方なかったのですが、そんな人は例外でしょうね。。。
指導者にも「経験者しか教えたくない」という意見が多いのも頭の痛いところです。
「学生弓道経験者を集めなくてはならない」
勿論、掘り起こしは重要ですが、それが中心では閉塞に向かっていきます。

その点は若く無くても子育てを終えた(終盤にかかっている)
世代が長く続くことが多いです。
生活サイクルがこの先あまり変わらないのでコツコツと取り組みやすいですね。
平均寿命を考えると子育てを終えても20~30年は
十分弓道に取り組むことができます。
そういう週1~2回程度だけど弓道場に稽古に来ている人が
いつのまにか増えている状態が出来上がればよいと今は考えています。
弓道に関わる人の裾野を広げるには、ライフスタイルが多様化していますから、
それぞれにあった弓道の関わり方を模索していく必要があるのでしょう。