2017.01.22 松永宣斎登場
松永萬義と双璧をなす、松永系最高の弓松永宣斎、評判から行きますと現在最高の弓でしょう。
 そんな松永宣斎がひょんなことから流派東方不敗の元にやってきました。究極の弓、至高の弓、いよいよ最後の砦まで辿りつきました。といっても早すぎますが。。
 簡単に紹介しますと、
松永重宣 並製は3本ヒゴで合成弓、内竹焦竹
松永重宣 上製は5本ヒゴで合成弓、内竹は煤竹
松永重宣 ニベは5本ヒゴでニベ弓、内竹は煤竹
松永宣斎 ニベは5本ヒゴでニベ弓、内竹は焦竹

普通は並作でも入手困難な作品になっています。特にキロ数の強い弓はなおのことです見つけたら、何をさておいても購入意思を示し、支払い方法は後から考えましょう
 さて、松永宣斎の詳細は松永重宣師の著書「松永宣斎弓ごよみ」をご覧いただくとして、ニベ弓で重宣師が精魂をこめて打ち込んだ弓です。重宣弓シリーズの中でも素材選びから製作まで半端ない妥協のない弓です。
 
 京都大会でも稀に販売しているのを見ることが出来ます。ただし、前述のとおりほとんどが弱い弓ですね。昨年の京都大会では販売している松永宣斎弓が重宣師の目に留まり、「打ってから時間がそれほどたっていないのだから販売には早すぎる」と苦言を呈されたそうです。それで弓道誌の松永重宣師意見投稿になったのでしょう。
 そう入っても、ユーザーとしても垂涎の弓ですから、欲しい・・・。弓具店からしても目玉の弓ですから、おいておきたい・・・。しかし、買えば引きたくなる・・・・。
 頭の痛いところです。
スポンサーサイト
さて、播磨竹禅弐号機のムラを取るまでの話です。
IMG_3009.jpg
23.5キロまできましたが、それでも強い。しばらく巻藁で矢数を
掛けてきました。播磨竹禅弓から発せられる矢は的に向かって伸びていくような矢です。あの印象が忘れられませんが、我慢して巻藁を重ねます。
 しばらくすると、う~ん上成りから姫反りにかけて気持ち出来のような・・・。今度見ていただこう。
というわけでハザマ師匠に見ていただきました。
「ちょっと早いが、末弭から姫反り、本弭から姫反りを削ってしまおう」
ということになりました。播磨竹禅独特の、鞭のようにしなり、矢送りをする離れが早くも出来るのだろうか!!
                                 IMG_3014.jpg
 改めて播磨竹禅弓を紹介します。
 穏やかな姫反りと胴の長いのが播磨竹禅の特徴です。そして細く削られた切詰あたりから関板にかけて鞭のようにしなる弓です。全体的に弓は細身です。手の小さい人、女性にもお勧めです。 
              IMG_3012.jpg
 基本は三本籤で側木は櫨で300年ものが多いようです。これがこの弓の質量的な重さの源です。肥後三郎などの松永系よりも弓の自重は重くなります。たぶん柴田勘十郎弓も重いのは櫨が年齢を重ねているためだと思われます。いわゆる脂っ気が多い櫨ですね。桜の側木を選ぶことも出来ます。
                                                          IMG_3015.jpg
 竹は丹波地方の夏は暑く、冬は雪がよく積もる地域、いわゆる寒暖の差が激しいの竹です。よく見ると竹の節は高めです。
それを外竹側と内竹側に弓の年齢と硬さをあわせて張り合わせます。それから雄節と雌節の組み合わせ、雄節と雌節は交互にl来ますが、この配置で弓の元気さが変わってきます。
 IMG_3016.jpg
 このムラ取り後の播磨竹禅弓、200射くらい射込みを行い、キロ数を計ると22.5キロでした。
ハザマ師匠、狙い通りです
これから、こなれていくのが楽しみです。いい弓をありがとうございました。
 
 
播磨竹禅弓はいつの間にか、流派東方不敗の周りにも三張存在します。
以前ご紹介したとおり、江戸成とオーソドックスな成といってもかな~り東京寄りの都城成りの2種類ですが。
手幅を計り、弓の落ち着いたときのキロ数を指定し、関板も決めることができます。
まさに、自分のための弓、というのが楽しいですね。愛着も人一倍です。
ハザマ師匠は最近銘の焼印を変えました。
以前はハザマ師匠が師匠に書いてもらった「播磨竹禅」でしたが、今回は自身で書いた「播磨竹禅」を四角い枠で囲っています。
120430 015以前のバージョン         IMG_3009.jpg新バージョン

 さて、今回は荒村の状態で戴きました。「流派東方不敗、今回のは強いぞぉ~、強いから射込みできんから流派東方不敗がやってくれ・・・」
荒村の状態から100射程度射込んで、そこから削り込み、仕上げていき、最後は射手ムラです。
う-ん楽しすぎるこの作業。
 それで、巻藁で引いてみようと思ったのですが、とてつもなく強い
「こんなもの、人間の引く強さではない」と、思いながら大三と目通りで100射掛けました。
恐る恐る禁断のキロ数を張ってみました。「こんな弓人間業では引けない・・・」
なんと、27.5キロだったやったあ~自己記録更新だぁ~。ではなくて、
「ハザマ師匠、こんなん強すぎですってば、これがどうやったら22キロになるのですか?冗談もたいがいにしてください。。。。」
と思って連絡しましたら、「いや~すまんすまん、強すぎたかな~。まあ引けなかったら交換するからっ」ってまた安易にいいましたね。
 まあ、だまされたと思って、もう少し射込んでハザマ師匠に届けました。この、あほみたいに強い弓、
何とかしてください。というわけでムラ取りを行ってもらいました。
 これで帰ってきまして、「前みたいなことはないが、強いなぁ~」と思いながら200射くらい掛けました。
十分に強弓だけど何キロだろうか・・・と思い、またまた禁断のキロ数はかりです。なんと・・・
23.5キロ
目標まで1.5キロです。すごい、近づいている・・・。
ちなみに弓を成らしている段階での弓力はかりはご法度中のご法度、弓を壊すことに成りかねないので、お勧めできません
とても知りたいですが・・・。
 
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
最近、諸々の理由でアップが途切れ途切れになっていますが、
ボチボチ続けて行きます。お付き合いください。

最近三張播磨竹山(ハザマ)さんところで弓を削ってもらっています。
削るというと、不安な感じがしますが、要は射手村を取るということになります。
新弓を購入し、1~2年引くとだんだん弓がこなれてきます。
良くも悪くも癖が出てきますが、それをハザマさんに見ていただくわけです。
「うん、今のままでええのじゃない」
「型が崩れているから、弦の掛け方を気をつけて」
「型が崩れているから、火入れをしようか」など等。
状態を更によくするために、弓を削る作業を行いますが、これが見ていて大変ためになります。
最近の合成弓は特に上下の関板・姫反あたりの分が落ちていない弓が多いようです。
そのため、そこを削り、バランスをとることで弓の冴えをよくする目的があります。
IMG_2968.jpg

大体の弓は内竹を丸く少し細く削ります。そうすることで関板付近の弓の曲がりが大きくなります。
それは、引き成りを見てたらよくわかります。姫反あたりから本弭・末弭がよく動き、離れの際に
鞭のようにしなる感じに成ります。
また、気持ち弓力が弱くなります
                      IMG_2974-1.jpg

流派東方不敗の射手村(ハザマチューン)は肥後三郎、松永重宣ととっていただきましたが、どれも弓が冴え
弦返りがよくなり、斬新で弓がピタッと止まるようになりました。すばらしい
重量バランスも変わったのか、弓の納まりがとてもよくなりました。
本来がそれぞれの射手がそれをしないといけないのでしょうね・・・。

さて、最近「薩摩竹山」弓が巷に多く出てきました。
口で聞くと「播磨竹禅」と「薩摩竹山」、よく似ています。
「紛らわしいから、何か銘を考えようかな」(笑)とハザマ師。。。
やめてくださいよ、「播磨竹山」レアかも知れませんが、弓打ちから村取まで
最後まで面倒を見てくださる弓師は希少ですよ。
 岩手県奥州市で開催された、「わんこそば国体」もとい「希望郷いわて国体」に行ってきました。
 なんといっても、寒かった・・・。10月に半袖で陸奥の地を訪れることは大間違いであることを、南国育ちの流派東方不敗は初めて知りました。ユニクロでもないか?と思いましたが、会場から30キロ・・・。
 そんな、激寒の中開催された、岩手国体、最高のおもてなしは毎日振舞われた豚汁などの汁物でした。「美味しかった」です。
それはさておき、もともと予定されてなかった、練習会場も完備し、手に汗握る高記録が連発しました。
112.jpg
 国体の競技はほどほどに、本命の弓具店見学ツアー・・・、と思いきや2軒でした。残念ながら。。。1軒は松永重宣弓を5張りほど置いていましたが、流派東方不敗の触手は動かず、見学にとどめおきました。やっぱり京都か都城かな~
 来年の福井全勤労、愛媛国体にキタイです。