流派東方不敗の実力では、松永宣斎はしょぼしょぼの弦音詩化しません。
理由は
①流派東方不敗の手元にある松永宣斎が不作である。
②流派東方不敗の技量が低すぎる。
で、悩んだ挙句、結論は①として、ハザマ師匠に弓を弄ってもらおうと考えていました
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そんな、身の程知らずの流派東方不敗の思い上がりを木っ端微塵に打ち砕く出来事がありました。
あるセンセイに稽古をつけて頂いたときのことでした。
センセイの弓はなんと「松永宣斎」しかも、流派東方不敗と同じくらいの強さで、弦はいつも使っている「谷口」。なんとイコールコンデションです

センセイは肩慣らし程度で1本目。「ビシャ」・・・ほ~ら、やっぱりね・・。松永宣斎&谷口のセットはこんなもん・・・。
 「ギャン!!」二本目先ほどより大きな引き分けから放たれた矢と弦音は全く聞いたことがないものでした。3本目も4本目もその後の矢も・・・。流派東方不敗にはとてもできないものでした。恐れ入りましてございまする。
その場に土下座したい気持ちでした。センセイに対しても、松永宣斎に対しても・・・
 自惚れていました、思い上がっていました。センセイに射技指導を頂きました。やはり体の使い方が小さくなっていたようで、離れが弱く、小さいものになっていました。
 流派東方不敗の道場に戻り、稽古してみました。センセイの指導を受けて、松永宣斎を引いてみました。もちろんセンセイほどの弦音は出ませんでしたが、流派東方不敗がこれまで松永宣斎で出したことがない高い弦音を出すことができました。
 やっぱり、当面人前で松永宣斎を引くのはやめておこう・・・。固く心に誓った流派東方不敗でした
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2017.04.26 肥後三郎の謎
ニベ弓が弾いてしまったことで、すっかり意気消沈の流派東方不敗でしたが、好奇心をそそる出来事がありました。
 ある方から聞いていました、謎の「肥後三郎」銘を拝見することが出来たからです。そんなのがあるらしいとは聞いていましたが。
 で、その肥後三郎銘が左側のものです。
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 右は先日のはじいたニベ弓です。
1 肥後三郎を囲む枠がない。
2 肥後三郎の書体が違う
3 花押が変。


ちなみに流派東方不敗はどこの弓具店でも見たことがありません。
どなたか、販売されているのを見たことがありますか?
春を迎え、京都に向けて、松永宣斎の慣らしと共に、肥後三郎ニベ弓を取り出し、引いていました。
冬場から、春にかけて好調を維持していた、ニベ弓肥後三郎、絶好調でした。
 快調、快調、絶好調。弦音も良い、矛止まりもピタッと来る。矢勢もばっちり、矢が的に伸びていく感じです。
う~ん、エクセレント
 しかし、好事魔多し。甲矢でエクセレントな矢が出た、乙矢でした。
大三から引き分けにかけて「?」小さな変化。引分けて離れた矢は力なく、的の下に掃き矢です・・・。
???と思い、弓を確認・・・。

外竹切れが
こうがいが
コウガイが
甲害が
笄が

どの表現でも変わらない。
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なってしまったぁ~。Orz
長期戦線離脱決定。珠玉の逸品を失ってしまいました。
なんてことだ。
センサイの育成で若干疑問が生じているころ、
ハザマ師匠の所でチューンしてもらった重宣が覚醒を始めていました。
チューンしてもらう前は、カモメ型が若干船底っぽく、なっており、把の高さも16センチくらい・・・。そして桂を持ってしてもしょぼしょぼな弦音しか出ていませんでした。
矢勢も「こんなもん?」という感じでしたが・・・。
 ハザマ師匠に村取りしてもらった場所は内竹上姫反り、下姫反り付近、関板の首の辺り(首を少し細めに)。そして思い切って、トレードマークの高い関板を上下ともカットしました。結構な冒険でした。。。しかし、膨らんだカモメがスマートなカモメになり、把の高さも14・5センチほどになって見た目しっくりきました。無骨な重宣弓が繊細な弓に替わった感じです。
 「弓力は少し弱くなるからな。重宣さんの弓だから冴えないはずもないし・・・」といって渡していただきました。CIMG2343.jpg

 少し期間を置いて、富士を掛けて慎重に引いてみました。最初20射くらいは矢がばらついて、弦音もバシャって言う感じでした。ところが弦も弓もなじんでくると、本領発揮というか覚醒というか、今まで流派東方不敗が富士で出したことがない弦音がし始めました。
「なんか、高段者の離れの鋭いセンセイの弦音みたい・・・」信じられませんでした。あの重宣弓がここまで変わるのか?愛着ゼロになりそうだったのに・・・。
 この弓は元々こんなポテンシャルを持っていたのか、やはり重宣弓は重宣弓だったのだ!!そしてそれを引き出したのはハザマ師匠・・・。感謝です
そしてこの重宣弓がこうなるなら、いっそ宣斎もハザマ師匠に村取りしてもらえば本領を発揮するのだろうか、と思い始めました。
2017.03.10 松永宣斎試行
松永宣斎をいよいよ、慣らしていく時がきました。
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 松永萬義を成らしていったときのように、慎重にそして珠玉の一品を無残な姿にしないように、元の姿を失わせないように、松永宣斎と流派東方不敗の距離は近づけていきます。
 ただ、この松永宣斎弓、不思議なことに松永萬義のような「孤高の寄せ付けない感」、弦をかけるのでも「いい加減に懸けては許さないぞ感」がありません。
 弦がピィンと張って弓がひっくり返りそうな生きのよさがあまりありません。おとなしい感じです。「弓が元の姿に戻りたがっている」様子は感じられません。「弓が射手の作業をじっと待っている」、そんな感じです。
 弦も普通にかけられますし、ひっくり返ることも、切れることもありません。これはもしかしたら鈍い??のではなく、打ち上げから年月がたっていて、弓が安定しているからでしょうか?弓が息を潜めている感じです。
 巻き藁で矢束を伸ばしていっても、もちろん抵抗力は感じますが、弓から発せられる抵抗感、危うさを感じることが出来ません。
素直に離れていきます。松永萬義のときははち切れそう感が満載だったのですが。。。
 順調に矢束を伸ばしていくと「?」と疑問がわいてきました。